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ハッシーの中央競馬新馬セレクション(7/20福島・7/21中京)

【今週デビューの注目馬】

☆グローサーベア

 2019年7月20日(土)福島第5R芝1800m戦に出走予定のグローサーベア。馬名の由来は「北斗七星(独)」。牡、芦毛、2017年4月10日生。美浦・矢野英一厩舎。父ハービンジャー、母シュテルンターラー、母父ネオユニヴァース。生産は千歳市・社台ファーム、馬主は社台レースホース。愛馬会法人・社台サラブレッドクラブの募集馬で総額2400万円。叔父には中央のダートで5勝を挙げ、南関東へ移籍後、2018年に東京記念(SI)を勝ったシュテルングランツ(父ステイゴールド)がいる。本馬は体高が低い上、芦毛ということもあり、あまり見栄えのするタイプではないが、動きを見ると評価が一変。四肢を伸ばしたストライドの大きいダイナミックな走りで、広いコースが合いそうなタイプだが、追われるとスッと反応できており、小回りにも十分対応できそうだ。気性的に難しいところはあるが、ポテンシャルの高さは疑いようがなく、レースで力さえ出せれば楽しみな一頭だ。なお、鞍上は木幡育也騎手。

☆ヴァリッドブラック

 2019年7月21日(日)中京第5R芝2000m戦に出走予定のヴァリッドブラック。馬名の由来は「正当な黒」。牡、青鹿毛、2017年4月9日生。栗東・中内田充正厩舎。父ブラックタイド、母ヴァリディオル、母父Dynaformer。生産は白老町・社台コーポレーション白老ファーム、馬主はサンデーレーシング。愛馬会法人・サンデーサラブレッドクラブの募集馬で総額2400万円。叔父には芝の中距離で2勝を挙げたヴァーティカルサン(父マンハッタンカフェ)がいる。本馬はブラックタイド産駒としてはもう少しボリュームが欲しいが、父の産駒は成長力があり、母父を見てももっと筋肉量があっても良く、これから迫力のある馬体に成長してくるだろう。精悍な顔立ちから操縦性は高そうだ。追い切りの動きを見る限り、まだ動き切れていない印象を受けるが、使って変わってくるだろう。キレよりも長く良い脚を使うタイプで、中距離戦線で活躍しそうだ。なお、鞍上は川田将雅騎手。

※出走予定競走には、馬の体調等により出走しない場合があります。

<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適性を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」、土曜掲載の「ハッシーのロックオン〜狙ったレースは逃さない!〜」も担当している。

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