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巨人が東海大・中央大「主流派閥」で楽天美馬学FA獲得

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提供:週刊実話

 今オフの国内FA市場は、例年と様相が違う。これまでは交渉日を事前に明かし、メディアサービスもしていた。しかし、今年の巨人は「もう会った」、「すでに終えている」といった報告をするにすぎない。水面下でどのような交渉が行われているのか?
「今年は、昨年の丸佳浩のような大物、つまりエース級や主砲クラスがいないので、そこまで騒ぐ必要はないのかもしれません。とはいえ、不気味なストーブリーグですね」(スポーツ紙記者)

 そんな中、意味深長な情報を発信したのが巨人の原辰徳監督(61)だ。
「セ・リーグもDH制導入を」、「人的補償をなくすべき」など、独自の改革論を展開。それと同時に、FA宣言した楽天・美馬学(33)、千葉ロッテ・鈴木大地(30)への獲得意思を明かし、「もうすでに会っていた」と告白したのだ。

 しかし、わざわざ交渉日を明かす必要はないのかもしれない。
「美馬は現役の女優・歌手でもある夫人のことも考え、関東地方を本拠地とする球団への移籍を希望していました。他の在京球団も興味を示し、ヤクルトとの交渉にも応じましたが、巨人有利というのが周囲の一致した見方です」(同)

 美馬は中央大学の出身。同大学は今季限りで引退した阿部慎之助二軍監督の母校であり、ベテラン亀井善行、澤村拓一も輩出している。

 同校と巨人の太いパイプは以前から伝えられており、「在京球団が希望」なる美馬の言葉は、露骨に「巨人」と言えないまでも、オブラードに包んだということのようだ。
「原監督の東海大ルートに加え、阿部が二軍指揮権を持ったことで、巨人と中央大のルートが再クローズアップされています。今回の美馬移籍で、原監督から阿部へ権威が継承されたことが、改めて認識されましたね」(同)

 芸能界のコネと違って、アスリートにとって、「体育界の縦の繋がり」は絶対に近い。
「美馬は今季8勝(5敗)。それでもほしいと思うのは、原監督なりの若手育成論が根底にあるからでしょう。日本シリーズの大舞台で高卒ルーキーの戸郷翔征を先発させなければならなかった苦しい台所事情を思うと、安定したベテラン投手がいれば、重圧の掛からない試合で若手を登板させられますから」(ベテラン記者)

 鈴木に対しても、過剰評価の批判が出ている。しかし、これも原監督が「阿部が抜け、左のスラッガーが必要」と判断した以上、フロントは全力でサポートするしかない。

 今後、FAは水面下での交渉が主流となりそうだ。

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