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まさかの“新井ロス”?優勝目前の広島が5連敗で足踏み中

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新井貴浩

 今シーズン長らく首位を快走し続け、先月15日には早々と優勝マジック「32」を点灯させた広島。セ・リーグ3連覇の偉業に向け着々とその数字を減らし、栄冠はもはや時間の問題ともいえるが、ここにきてその勢いが陰りを見せている。

 7日〜9日にかけて行われた中日との3連戦。最下位が相手ということもあり、取りこぼしなく白星を積み重ねたい広島であったが、結果はそれぞれ「0‐3」、「5‐6」、「3‐4」とまさかの3連敗。これにより、チームは今季の中日戦負け越しが決定し、セ5球団全てに勝ち越す“完全優勝”の望みも絶たれている。

 また、チームは5日と6日の阪神戦でも負けており、対中日3連敗を合わせるとその連敗数は「5」(今季ワーストタイ)。この間2位ヤクルトが3敗を喫したため、マジックナンバーは「12」から1ケタ台の「9」となってはいるものの、あまり手放しでは喜べない状況であるということは間違いないだろう。

 7連勝をマークしていた連敗前から一転、思わぬ負の連鎖に陥っている広島。この現状を受け、ネット上には「さすがに5連敗は心配になる」、「7連勝の後に5連敗って…」、「今、間違ったら大変なことになりそう」といったファンからの心配の声が挙がっている。

 一方、中には「連敗スタートは新井さんの引退発表からか」、「たまたまにしてはタイミング悪すぎ」、「選手も気負い過ぎてんのかなあ」といった声も少なからず見受けられる。チームの連敗がスタートしたのは5日からだが、新井貴浩が今季限りでの現役引退を発表したのも同じく5日。このことを考えると、ファンがこうした印象を持つのも致し方ないのかもしれない。

 本当に“新井ロス”の影響があるのかはさておき、チームが5連敗を喫していることは紛れもない事実。本日から臨む5位DeNAとの3連戦では、これ以上ファンに無用な心配・詮索をさせないためにも、できれば初戦で連敗ストップといきたいところだ。

文 / 柴田雅人

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