search
とじる
トップ > スポーツ > 広島打線を支えるバティスタ 「3割・30本・100打点」の可能性も

広島打線を支えるバティスタ 「3割・30本・100打点」の可能性も

pic pic

画像はイメージです

 「36勝27敗2分・勝率.571」で、現在セ・リーグの首位に立つ広島。そのチームをバットで支えるのが、4年目のシーズンを迎えるサビエル・バティスタだ。

 ここまで65試合に出場し、「打率.299・18本塁打・42打点」と出色の成績をマーク。直近の試合である16日楽天戦では、打線組み換えにより3番から7番に降格するも、3安打2打点の活躍でチームの勝利に大きく貢献した。

 2017年6月に支配下契約を結ぶまでは、背番号「145」の育成選手だったバティスタ。ドミニカ共和国のカープアカデミーからやってきた27歳は、同じくアカデミー出身者であるヘロニモ・フランスアと共にチームに欠かせない存在となっている。

 “育成の星”として歩みを続けるバティスタだが、この調子が続くなら期待が大きくなる記録がある。それは、育成出身選手としては初となる「3割・30本・100打点」の達成だ。

 昨年の岡本和真(巨人)、柳田悠岐(ソフトバンク)、浅村栄斗(楽天/当時西武)を含め、これまでに137人が達成している「3割・30本・100打点」。強打者の証明ともいえるこの記録だが、育成出身選手が達成した例はまだ存在していない。

 また、それぞれの数字である3割、30本、100打点に関しても、過去の育成出身選手の中でクリアした選手はいない。ちなみに、各部門の最高記録は打率が「.289」(アーロム・バルディリス/2013年/オリックス)、本塁打が「25本」(バティスタ/2018年)、そして打点が「91打点」(バルディリス/2013年/同)となっている。

 前述したバティスタの成績を見ると、本塁打は視界良好で打率も射程圏内。打点に関しては今のところ100打点ペースには届いていないが、得点圏打率は「.309」(リーグ9位)とまずまず。もちろん、チャンスがどれだけ回ってくるかにもよるが、巻き返しは十分可能だろう。

 リーグでは首位に位置するも、交流戦に入ってからは「3勝7敗1分・勝率.300」(最下位)と苦しむ広島。現状を打開するためには、バティスタが偉業に近づくような打棒を披露できるかも、また鍵となるだろう。

文 / 柴田雅人

関連記事


スポーツ→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

スポーツ→

もっと見る→

注目タグ