逮捕されたのは東京・足立区に住む黒田賢次(32)容疑者。直接の逮捕容疑は昨年5月31日の午後7時20分頃、松戸市内のビル敷地内の通路で、帰宅途中だった当時、高校1年生(15)の女子生徒に対して、「何してるの?」と声をかけながら両腕を押さえつけ、身体の自由を奪ってわいせつな行為をした疑い。警察は、現場近くの防犯カメラの映像や、残された遺留物から黒田容疑者を特定したという。
黒田容疑者は格闘ゲームの天才として“都市伝説”の異名を持ち、『週刊プレイボーイ』に連載記事を執筆。インターネットテレビや、映画にも出演するほどの有名人だった。
「テレビゲームは現在、『eスポーツ』という“競技”として世界的に認められ、年収1億円超えのプロゲーマーも存在します。オリンピックの種目を目指し、アジア大会の公開競技にも採用されています。黒田容疑者は、『ストリートファイター』という対戦型の格闘ゲームの“神”と称され、異次元の反応速度、入力精度、読み、非常に高い防御能力が特徴のプレーヤーとして高く評価されていました」(ゲーム攻略サイト記者)
この記者によると、黒田容疑者はゲーム内で弱いとされるキャラクターでも圧倒的な強さを見せ、ファンの心を掴んでいたという。
「ゲームでも弱いキャラクターを好んで使っていたようだが、性犯罪の対象者もか弱い少女ばかりだ。実は、黒田は今年の2月、足立区の自宅アパートにツイッターで知り合った女子高生(16)を連れ込み、いきなり抱きしめるなどのわいせつな行為をして6月に逮捕されていた。黒田はこの頃、ツイッターで複数の女子高生にメールを送っており、余罪を調べていたところ松戸署の事件がヒットし、2度目の逮捕となった」と、捜査関係者が吐き捨てる。
子どもの頃から「肌の老化」を心配し、日傘を愛用。夏場でも長袖、サングラス、サンバイザーを外さないなど、変わり者だったという黒田容疑者。松田優作に憧れ、俳優を目指したこともあったという。
eスポーツの盛り上がりで〈ゲーマー=キモいオタク〉というイメージから脱却。せっかくトップアスリートとして認められるようになったのに、人生をゲームオーバーにしてしまった。
格闘ゲーマーの“神”が「ストリート“エロ”ファイター」の常習犯だったとは…現在、余罪の取調べが行われている。