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瓶の販売終了 フルーツ牛乳が北朝鮮で大人気

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提供:週刊実話

 大手乳製品メーカー・明治が、4月1日の製造を最後に販売終了した瓶入り『フルーツ牛乳』が、北朝鮮で「子供の成長を促進する栄養飲料」として空前のブームになっている。

 1958年発売のフルーツ牛乳は、銭湯などで“湯上がりの1本”として長らく愛飲されてきた。

 「フルーツ牛乳は“通称”です。正式には牛乳ではなく、フルーツ果汁10%未満と乳製品を合わせた乳清涼飲料を指します。コーヒー牛乳と共に銭湯、駅売店の定番商品になっていましたが、銭湯や駅売店が姿を消していく中、瓶入りの商品の売り上げも激減した。今後は、ペットボトル入りや紙パックの“後継商品”の販売に力を入れていく予定です」(明治乳業関係者)

 日本では、過去のヒット商品となったフルーツ牛乳。捨てる神あれば拾う神あり? 米朝首脳会議が決裂して不穏な動きを見せている北朝鮮国内では、なぜか大人気なのだという。

 「北朝鮮でフルーツ牛乳がブームになったのは、この1、2年です。金正恩委員長が食品工業に集中的に投資したことで、加工乳が続々と発売された。中でも庶民の間でフルーツ牛乳が支持されたのです」(北朝鮮通のジャーナリスト)

 北朝鮮のフルーツ牛乳は、マスゲームが行われる『綾羅島メーデー・スタジアム』(平壌)を管理・運営する関連会社『5・1総合加工工場』が製造している。
「ペットボトルや真空パックの容器に入った2つのタイプがあります」(同)

 もともと北朝鮮では、金正日総書記時代から豆乳を飲むことが奨励されており、フルーツ牛乳ブームの下地はあった。
「北朝鮮産はイチゴ、リンゴ、桃味があるうえ、カルシウム、ビタミンなどの栄養素も加えている。日本のフルーツ牛乳の味とは違います。食糧難の北では、体格のいい子供を育成するための栄養ドリンクです」(前出・明治乳業関係者)

 所変われば品変わる。

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