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今日も中国で行われている“反日教育”の正体

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提供:週刊実話

 中国では、日本人を「日本鬼子」という蔑称で呼ぶ反日教育が幼稚園から行われ、抗日をテーマにした絵画コンクールもある。これらが続く限り、中国人の反日感情はいつまでたっても収まらない。

 「独裁国家は、常に外部に敵をつくって内部を団結させ、民衆の不満を外部にそらすのです。今、北朝鮮が反米反日運動を展開して国内の不満を日米に移していますが、中国も同様です。1949年の建国後、最初はアメリカ帝国主義を仇敵とし、次に旧ソ連に反目して『ソ連こそ敵である』と宣伝しました。天安門事件後は、反日教育に力を入れて、学校の教科書だけではなくニュースなどでも日本を恨むように煽りました。日本だけではありません。中国共産党は『今日は反日』『明日は反韓』、南シナ海の領有権を巡る仲裁裁判をフィリピンが仕掛けてきたときは同国、それからインド、ベトナムと外国への恨みつらみのオンパレードです」(在日中国人ライター)

 ところがそんな反日を煽る中国共産党および習近平国家主席に洗脳されない「新人類」と呼ばれる若者が2億人もおり、中間層を構成していという。また海外反体制メディア『大紀元』によると、中国共産党傘下の共産主義青年団と少年先鋒隊から脱退する人が3億人もいる。合計5億人だが、重複しているので2億人から2億5000万人くらいだろう。

 「中国には『旧世界人』と『新世界人』がいるのです。前者は、習主席を絶対指導者として戴き、中国共産党の権威主義に平身低頭する人々です。後者は、そういう価値観とは全く相いれない若い一人っ子世代です。彼らは抗日ドラマなんか見ないし、そもそもテレビ自体を見ません。スマホで日本のアニメを観て、ゲームに興じているのです」(同・ライター)

 新世界人は日本にもたびたび旅行で来日し、日本に来ることで余計に日本を好きになって帰国するので、どんなに反日教育を受けても全くなびかない。

 「彼らは一人っ子で甘やかされて育っていますから消費することにも貪欲で、普通の買い物も日系のコンビニで済ませていますよ」(同)

 日本を憎悪しない「新世界人」が中国の中枢で活躍するようになるとき、日中はようやくまともな関係を築けるのかもしれない。

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