エープリルフール
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ミステリー 2020年04月12日 23時00分
ネッシー捕獲に成功!?写真も掲載された1972年のエイプリルフール記事
未確認生物の代表格と言える、ネス湖のネッシー。 昨年9月、かねてより現地調査を行っていたニュージーランド・オタゴ大学のニール・ゲメル教授らのチームがネス湖の水中に浮遊するDNAを調べた際、大量のウナギのDNAを検出。ネッシーの正体はウナギである可能性が高いという結論に至ったと発表して、話題になった。 それ以降もネッシーは目撃され続けているのだが、実は1972年に「ネッシーらしき巨大な生物が捕獲された」という報道が地元スコットランドで報告されていたのだ。 1972年3月31日の金曜日、ネス湖ほとりに建つホテルの従業員らが湖に浮かぶ巨大なこぶのようなものを発見。連絡を受けた動物園の科学者らがボートで現地に向かい、巨大な生物の死体を引き上げることに成功。翌日には動物園で死体が公開され、新聞で大きく写真付きで報道されるに至った。イギリスはヨークシャー州のフラミンゴパーク動物園で、ここに所属する科学者らが独自に開発した餌を湖に投下したところ、おびき出された個体だったのではないかとみられている。生物の大きさは3.6メートルから5.4メートル、体重は約1.5トンでセイウチとアザラシの中間のようだった、と記事には書かれている。確かに大きさといい、ヒレのある体といい、ネッシーに近い。まさか本当に捕獲に成功してしまったのだろうか。 だが、当然のことながらこの記事は真っ赤な嘘だった。捕獲されたのが3月31日で、翌日の新聞に掲載されたということで、エイプリルフールのジョーク記事だったのである。しかし、この報道には多くの人が驚かされたようで、実際に専門家が動物園に足を運ぶまでに至っている。 しかし、ジョーク記事とは言え、記事には捕獲されたネッシーの死体が大きく写っている。この生物の正体は何だったのだろうか。現地に足を運んだ専門家によれば、ネッシーとされた生物はオスのゾウアザラシだったという。スコットランドから離れた南大西洋に生息している生物で、当時は飼育されている事例も少なく、珍しい動物であった。このゾウアザラシはフォークランド諸島で捕獲され、ダドリー動物園に移送されたものの、間をおかずして亡くなってしまったもので、冷凍保存していた死体を加工してネッシーらしく見えるようにしたものだったという。 後にネタばらしの記事が掲載され、ネッシーの死体はゾウアザラシの標本として公開された後に適切に処分されたそうだ。(山口敏太郎)
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ミステリー 2020年04月11日 23時00分
世界的に有名になったエイプリルフールのジョーク・ニュース「スパゲッティの木」
4月1日はエイプリル・フール。毎年この日は嘘を吐いてもいい日ということで、企業や新聞がジョークの企画を行ったりしている。今年は新型コロナウイルス感染症のこともあり、例年ほど規模は大きくならなかったが、それでもクスっと笑えるネタを公開していたようだ。 さて、このエイプリル・フールのネタは時に発信側の意図を超えて大きな反響を呼んでしまい、多くの人がだまされてしまったり騒動が起きてしまったりすることが多い。中でも有名なものが「スパゲッティのなる木」だ。 これは1957年にBBCの時事番組「パノラマ」の中で放送されたニュースで、「スイスのルガーノ湖近くでは名産の『スパゲッティ』が豊作を迎えた」というもの。暖冬に加え、害虫のスパゲッティゾウムシの駆除もうまくいって豊作となり、伝統の収穫祭ではパスタにふさわしい完璧な長さのスパゲッティが収穫できるよう、株の交配と系統を開発するための育成議論が行われた…というもの。 当然ながらこの「ニュース」はエイプリルフールのジョークだったのだが、ニュース番組でもっともらしく取り上げられてしまったため、放送時は本気にしてしまう人々が続出。当時はイギリス国内のテレビ普及率は44%ほどだったにもかかわらず、放送翌日には数百件もの問い合わせが寄せられたという。 なお、このニュースはカメラマンのチャールズ・ド・イエーガーがオーストリアの学校で教師から「スパゲッティが木になると信じるほど愚かだ」という言葉を受けたのが印象深かったため、それをもとに今回のエイプリルフールのジョークを思いついたのだという。 あくまでジョークに過ぎなかったにもかかわらず、多くの人が問い合わせしてしまったのには当時のイギリスではスパゲッティがそこまで一般的ではなかったことに由来するとみられている。1950年代のイギリスで知られたスパゲッティは缶詰になったトマトソースのスパゲッティであり、珍味だと受け止められていたらしい。 問い合わせは放送の内容が真実かどうか確認するものだけでなく、「スパゲッティのなる木はどうやったら栽培できるのか」という育成方法や手に入れ方に関するものが多かったそうで、問い合わせを受けたBBCは「スパゲッティの小枝をトマトソースの缶に入れて、最高のスパゲッティができるように祈ってください」と答えたそうだ。 なお、当時放送された「スパゲッティの木」のニュースは今でもYouTubeで見ることができるので、気になる人は検索してみてみてはいかがだろうか。(山口敏太郎)参考記事http://hoaxes.org/archive/permalink/the_swiss_spaghetti_harvest
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芸能ニュース 2020年04月11日 18時00分
ジェジュンだけじゃない!エイプリルフールで炎上した有名人たちのとんでもない嘘
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、緊急事態宣言が発令された。そんな重苦しい雰囲気の中、物議を醸したのが歌手のジェジュン。去る4月1日のエイプリルフールに「新型コロナウイルスに感染した」と嘘をつき、炎上したことは記憶に新しい。この影響により音楽番組の出演が次々と見合わせとなり、謝罪に追い込まれた。 だが、笑えないジョークで炎上した芸能人は実はまだいる。元プロボクサーの亀田興毅は現役時代の2014年4月1日、ブログで引退宣言をすると、それを純粋に信じたファンの多くは悲しみ、これまでの彼のボクサー人生をねぎらった。ところがそれを当日の夜10時にウソだったことを明かすと、批判にさらされることとなった。 向こうアメリカでも炎上タレントはいた。ジャスティン・ビーバーは2019年、「妻に子どもができた」と告白。だが、胎児がいるはずのエコー画像に子犬を加工編集したのだ。この投稿に対して「これのどこがおもしろいの?世の中には不妊や流産に苦しんでいる人がたくさんいるのに」とバッシングを浴びてしまった。 企業も、炎上してしまうことがある。2015年、ポイント交換サービス「Gポイント」を運営するジー・プラン社は、社員の給与を「全額ポイントで支払う制度」を採用したと発表すると、ニュースサイトに本当にように紹介されてしまい、「自らブラックであることを宣伝しているような非常識な会社は潰れてしまえ!!」などと非難を浴びた。 さらにはあのNHKも戦犯になったことが。2012年4月1日、NHK広報局の公式Twitterで「本日、NHKと全ての民放が合併して国営放送になった」とツイート。すると「こんなウソを国営放送がついていいのか」と炎上し、このツイートを削除している。 偉い政治家も「人間」である。2013年、福岡県古賀市の高原伸二市議(当時)は「宝くじが当たったので、1000万円とバス2台を市に寄付した」というウソを4月1日付のブログに書き込み、議長から「議会の見識が問われる」と厳重注意されている。 いずれにせよ、今や先が見えない時代。企業や芸能人も笑えるか、そうではないか“ライン”を見極めるべきだろう。
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