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交流戦真っ只中ベンチ裏 巨人・原⇔横浜・中畑 今オフ「監督トレード」情報の真相

 球団史上初めて両リーグ30勝一番乗りを果たした横浜DeNAベイスターズ。セ・パ交流戦がスタートしてからもリーグV4を目指す巨人と激しい首位争いを演じ、地元横浜の街は盆と正月が一緒に来たようなにぎわいを見せている。
 この騒ぎに拍車を掛けたのが5月26日に発表された救宴の中間発表。セの最多得票は三冠王も視野に入れるDeNAの和製大砲・筒香嘉智外野手。一方、巨人の選手は全部門で圏外。昨年もファン投票選出は捕手の阿部慎之助一人だったが、いよいよのっぴきならない状況に突入した。

 そんな折、本誌に聞こえてきたのが、中畑清監督と原辰徳監督の“監督トレード”というビックリ仰天情報。話を聞くと、これがなかなか面白い。
 巨人サイドが敵将・中畑監督の人気と能力を評価して呼び戻す、という話ではない。DeNAの方が原監督を次期監督に招き入れるために、チーム強化を図っているというのだ。

 選手の平均年俸はプロ野球12球団で最低。にもかかわらずこれだけ勝負強いチームに生まれ変わったのは、優勝を条件に1勝1000万円規模のボーナス枠を設け、それを選手たちが奪い合っているから…との“怪情報”もある。
 「この手法は、日本テレビが視聴率アップを狙ってスポンサーとなり、中畑監督の巨人選手時代には普通に行われていた。その手法を取り入れているのでしょう。DeNAが突如として戦闘力を上げているのは、これで理解できる。見逃せないのはその意図です。実は原監督に対し『DeNAは巨人に負けないチーム力と人気があります。ぜひお待ち申し上げます』というラブコールなのです」(スポーツ紙デスク)

 原監督の生まれは福岡県大牟田市だが、育ちは神奈川県厚木市と相模原市。父親の貢氏が福岡県立三池工業高校、東海大相模高校、東海大学硬式野球部監督を歴任した後をなぞるように1974年、東海大相模高校に入学し野球部に入部。神奈川は、いわば東海大相模高、東海大時代に活躍した“フランチャイズ”とも言え、思い入れは人一倍強い。
 その中心地、横浜は2020年東京オリンピックに向け、山下ふ頭にカジノを建設することが内定している。その前提となるIR(統合型リゾート)構想の中で、ドーム球場建設計画の機運も高まっている。
 「現在の横浜スタジアムとDeNAの契約は2012年からの7年契約で、東京オリンピック開催前年の2019年で満了する。使用料は総入場料の13%の契約で年間数億円にも及ぶ。そこでDeNAには本拠地移転説がついて回っていたのですが、カジノ便乗で山下ふ頭にドーム球場ができるとなれば話は違ってくる。この計画を確実に進めるためには、申し訳ないが中畑監督では役不足。地元の超大物、原辰徳監督に旗振り役を期待しているのです」(横浜の若手財界首脳)

 親会社DeNAは今年に入り、任天堂と資本提携を結ぶなど経営基盤も一段とアップ。原監督を招く環境は整いつつある。しかもソーシャルゲームの大手にとどまらず、5月28日には「自動車関連事業に参入する」と発表した。新会社『ロボットタクシー』を立ち上げ、無人運転のタクシー事業化に着手、スマホを使ったカーナビ事業へも参入するという。
 「場所柄、どうしても勘繰りたくなるのが、横浜とは縁浅からぬ関係にある日産自動車です。横浜F・マリノスの本拠地でもある。日本初の試みとして、プロ野球のベイスターズとJリーグのマリノスを統合し、ビッグクラブを山下ふ頭に作ろうとしているのでしょう。そのためにも原監督のネームバリューが不可欠なのです」(地元紙記者)

 原監督も親しいマスコミ関係者には「野球人生の最後は神奈川もいいね」と話しており、師と仰ぐ星野仙一氏がそうしたように、最終的にはDeNAのシニアディレクター(上席GM)も念頭にあるという。
 そうなると宙に浮いてしまうのが中畑監督。しかし、幸いにも巨人監督ポストは原監督の任期満了に伴って空席となり、古巣復帰の門戸が開く、というわけだ。

 今シーズン、DeNAがセ・リーグ優勝を果たし、クライマックスシリーズで原巨人に敗れ、日本シリーズ出場切符をさらわれる。これを“手土産”に巨人に中畑監督が誕生する。原監督は監督任期満了で、すんなり“横浜に凱旋”−−。
 「原監督は去年ここ横浜スタジアムでV3を決め、8回宙に舞いました。亡き父と過ごした思い出深い地。さぞ感無量だったことでしょう」(横浜在住のファン)

 前代未聞の“監督トレード”実現は、プロ野球人気復活の最終兵器になるかもしれない。

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