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『いだてん』、“人気キャラ死亡”でトレンド1位も視聴率は…クドカンの「もう観なくていいよ!」のせい?

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役所広司

 9月29日放送のNHK大河ドラマ『いだてん』第37回で、第1回から登場していた「日本体育の父」こと柔道家の嘉納治五郎(演:役所広司)の最後が描かれた。嘉納は史実通り、エジプトで行われたIOC総会から帰国する途中、「氷川丸」の船内で肺炎のために死去。自身が誘致した1940年の東京オリンピック(後に日中戦争激化のため開催権返上)をその目で見ることなく、この世を去る嘉納治五郎のシーンは多くの視聴者の涙を誘ったという。

 ネットでは、嘉納治五郎を偲ぶ投稿が相次ぎ、TOKIO城島茂の結婚報告が旬の『鉄腕DASH 2時間スペシャル』(日本テレビ系)、同時間帯の強力な裏番組『ポツンと一軒家』(テレビ朝日系)とライバル番組も多い中、Twitterのトレンドランキングでは「嘉納治五郎」が一時1位にランクインするなど、注目を集めたほか、「治五郎ロス」を自称する熱心な『いだてん』視聴者の悲しみの投稿が相次いだ。

 その一方、視聴率は相変わらず苦戦しており、第37回の放送は関東地区5・7%(関西地区4・1%、いずれもビデオリサーチ調べ)と振るわず、『いだてん』3度目の5%台にまで落ち込んでしまった。

 ネットと現実の評価は違うということだが、「影の主役」とも言うべき、人気キャラである嘉納治五郎が亡くなった今、来週以降はさらに苦戦することが予想される。

 なお、脚本を担当している宮藤官九郎は、9月23日に放送された自身がパーソナリティを務めるラジオ番組『ACTION』(TBSラジオ系)で、『いだてん』の低視聴率問題にも言及。先日、NHKから『いだてん』の追加キャスト(三谷幸喜、カンニング竹山、松田龍平など)が発表されたことを受けて、ネットに反応を確認しようと、「ストレスの根源」で医者や関係者から止められているというエゴサーチを決意。宮藤は悪意のある書き方をしたニュースサイトを羅列した上、Twitterの投稿でよく目にするという、戦国と幕末の題材しか認めない「大河ドラマ保守層」とされる人達の批判に対しては、「もう観なくていいよ!」「こんなに敵がいるんだな」と笑いながら一喝したことから、クドカン本人としては、あまり深刻にならず、「いだてんを愛し続ける視聴者」に向けて作品を発表していくつもりのようだ。

 キャストの多さと豪華さ、そして視聴率で「話題性」は十分な『いだてん』。嘉納治五郎という人気キャラを失った今、残された道は応援してくれる視聴者を手放さないことかもしれない。

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