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酒井法子容疑者・押尾学容疑者を結ぶ点と線

 覚せい剤取締法違反(所持)で逮捕された女優酒井法子容疑者(38)が事件当時、渋谷で覚せい剤を購入、使用していた疑惑が14日までに浮上した。しかも背後には、組織の影がチラついているという。

 本紙(12日付)既報通り、酒井容疑者にはカギを握っている男の存在が明らかになっているが、「押尾学事件(31=麻薬取締法違反容疑で逮捕)に絡んでいる人物が今回の事件に関与している」と指摘する関係者がいる。
 「今回の事件は、高相祐一容疑者(41)が渋谷・道玄坂にある劇場裏で覚せい剤を購入。そこを内偵中の捜査員に押さえられた格好ですが、不思議なのは高相が酒井を携帯電話で呼び出し、わずか5分程度(報道でおおむね10分となっているが正確には5分だったもよう)で現場に到着したところ」(前出・関係者)
 当時、酒井容疑者は「子供を知人に預け、渋谷で遊んでいた、と捜査員に話していましたが、もの凄くハイテンションだったみたい。高相に覚せい剤の陽性反応が出た瞬間、泣き崩れたことからも明らかに情緒不安定で、覚せい剤特有の症状が出ていたといいます」と前出の関係者は続ける。
 その後、捜査員が嫌がる酒井容疑者を半ば強引に口説き、赤坂署への連行を求めたが、高相容疑者が“社長”と呼ぶ男性と逃亡を図ったのは周知の通りだ。
 実は酒井容疑者、この“社長”とは、「数年前からの知り合い」(関係者)で彼と酒井容疑者を引き合わせたのが「押尾学事件のときにクローズアップされた人物」(前出・関係者)というから衝撃的である。しかも事件当日、酒井容疑者は“社長”と渋谷で遊んでいたとされているが、覚せい剤購入、使用していた可能性まであるという。
 「押尾学事件の人物は、各界の要人ともコネクションがあります。酒井容疑者と押尾学事件の人物には共通の知人がいます。それも単体レベルではなく、組織レベルで。その組織とは“地域筆頭の不良グループ”と噂され、“社長”と親しくカギを握っているといわれる男が2人いるのです。3人とも組織とは親密な関係」と前出の関係者は話す。

 12日付本紙で指摘したように、酒井容疑者の行動は意図的で“シナリオを描いている人物がいる”と見られても仕方ない。
 任意同行で出頭するフリをして逃走。すると今度は「警察が逮捕状を請求する直前に、高相の母が捜索願を出し、当然、それが優先され、酒井はまんまと6日間逃亡。薬物反応を消してから自首…これは、余程手のうちを知っている人物か組織でないと描けないシナリオです」と前出・関係者。さらに、シナリオを描いた人物か組織には、ラッキーな報道も追い風となった。TBSがスクープした「山梨・身延町で確認された酒井の(携帯電話)電源確認」ニュースだ。
 第一報はTBSが流したこの情報、単純な捜索願いであったら、これ以上有力なニュースはないが、赤坂署は「逃走犯」を追っている状況。捜査機密の漏えいは是が非でも防ぎたいところだった。
 「さすがに赤坂署はTBSに怒り狂っていました。捜査妨害ですからね。ところがTBSは何で怒られているのか分からない。捜索願いが出ている“人助け報道”ですから。それなのに2日間、赤坂署には出入り禁止になったとか。スタッフは目が点でしたよ。結果、犯人逃亡のおそれが強くなったと判断、逮捕状請求につながったのです」と現場で取材する記者が舞台裏を明かす。
 見事に時間稼ぎが成功した酒井容疑者は薬物反応が消えるまで潜伏。決定的な証拠を隠滅してから自首したかたちだが、これにも次のような噂がある。
 「酒井は組織が薬物依存症を抜くために使用している新宿の某病院に入院していた、と言われています。酒井の携帯電話は組織のメンバーが所持し、身延町辺りまで走ったところで電源を入れ、メールの受信確認をしたようです。酒井の供述が“立川に行き、その後、箱根に行って、そのあとは分からない”と支離滅裂なのもこれが事実だったら納得できます」(全国紙記者)
 事件当日、長男を高相容疑者の愛人宅に預けたという酒井容疑者。夜な夜な渋谷に繰り出して、夫婦共々覚せい剤を購入とは…。そんな薬漬けタレントもプライドは異常に高く、「子供は名門私立中学に入学させる」が口癖だった。長男が不憫でならない。

◎断ち切れない暴力団との関係
 酒井法子容疑者は、どうしても「暴力団」の呪縛から逃げられない?
 酒井容疑者逮捕の直前、義弟の酒井健容疑者が覚せい剤取締法違反で7月17日、福岡県警福岡東署に逮捕されていたことが、判明した。
 酒井容疑者は常々「一人っ子」を公言しており、健容疑者の存在を知っていたかは不明。だが、健容疑者が暴力団組員であることは間違いなく、酒井容疑者にとっては、あらためて暴力団との“関係”が浮き彫りとなった格好だ。
 女性週刊誌の編集長がこう語る。
 「酒井容疑者の実父・峰吉(本名・三根城)さんは福岡で有名な暴力団の組長でした。それが破門となり、山梨に移り住んだと言われています。のりピーがデビューした当時、そのことが表ざたになりかかり、所属の『サンミュージック』幹部が必死に報道規制したのです」
 しかも、酒井容疑者の父も「主なシノギは覚せい剤だった」(関係者)というから、一族そろってクスリからも逃れられなかったことになる。

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