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大相撲最強DNA対決! 大鵬の孫と朝青龍の甥が初場所デビューは隔世の感あり

 大相撲最強DNA対決が実現する。昭和の大横綱・大鵬と、平成のトラブル横綱・朝青龍。その2人が対戦したら、果たしてどっちが強いのか。

 「約束と違うだろう!」叔父の朝青龍は甥っ子に怒鳴った。というのは、元横綱朝青龍の甥、千葉・日体大柏高のスガラクチャー・ビャンバスレン(18)の目的はレスリングの勉強に来たはずだったからだ。
 11月12日から今年最後の九州場所(福岡国際センター)が始まる。それに先立つ1日、新弟子検査が福岡市内の病院で行われ、10人が受験した。その中に立浪部屋に入門するスガラクチャーがいた。185センチ、107キロで無事に体格検査をクリアする。

 スガラクチャーは2年前にモンゴルから来日し、同高に入学した。ところが来日直後、5月の夏場所を観戦し、日馬富士が勝った一番を見てたちまち相撲に魅了されてしまった。そのために進路を大きく変え、相撲部に入部してしまった。
 「レスリングをしに(日本に)来たんじゃなかったのか?」
 叔父の元朝青龍には、かなり叱られたそうだが、翌日には、「いいよ」というお許しのメールが届き、「すごく怖かったけど、許してくれて嬉しかった」と話している。

 史上4位となる幕内優勝25回を誇る横綱の甥だけあって、身体能力は抜群。相撲経験はなかったが、メキメキと頭角を現し、突きや押し、さらに食い下がるしぶとい相撲で、今夏のインターハイでは惜しくも決勝戦で敗れたものの準優勝。ちなみに、朝青龍はこの大会で3位。現時点では叔父を上回っているだけに、スガラクチャーは「(叔父さんの)3位が目標だったので、2位は嬉しい」とニコニコ顔だった。

 立浪部屋へ入門するに当たり、トラブル続きで引退に追い込まれた、問題横綱だった叔父からは、こうアドバイスを受けたそうだ。
 「親方の言うことをちゃんと聞きなさい」
 人間、変われば変わるもの? だが叔父の行動を反面教師に精進すれば、横綱も決して夢ではないだろう。

 また、来年初場所には優勝32回を誇る大鵬の孫、埼玉栄高3年の納谷幸之介(17)も大嶽部屋からデビューする。
 「こちらも九州場所でデビューする予定でしたが、10月の国体で個人優勝し、12月に行われる全日本選手権の出場権を得たため、初場所に延びたんです。190センチ、160キロの逸材で、第2の大鵬の呼び声も高い」(担当記者)

 関係者の間では、この横綱の血を引く2人の出世レースに、早くも関心が集まっている。だが、どうやら九州場所デビューは難しいらしく、初場所で顔を合わせることになるだろう。いずれにせよ次世代を担うこのふたり、2年後、3年後にお互いどの番付にいるかが楽しみだ。

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