search
とじる
トップ > 社会 > 結婚詐欺師・木嶋佳苗被告の殺し文句は「生H」だった!

結婚詐欺師・木嶋佳苗被告の殺し文句は「生H」だった!

 09年9月に逮捕された結婚詐欺師・木嶋佳苗(きじまかなえ)被告(37)の裁判員裁判(4月13日判決)の初公判が、1月10日、さいたま地裁で開かれた。

 木嶋被告は結婚をちらつかせて、多額の金銭をだまし取った末、3人の交際男性を練炭自殺に見せかけて殺害したとして起訴されている。木嶋被告の毒牙にかかったのは、都内の会社員・寺田隆夫さん(当時53歳)、千葉県の無職・安藤建三さん(同80歳)、都内の会社員・大出嘉之さん(同41歳)の3人。

 検察側の冒頭陳述によれば、木嶋被告は08年5月に婚活サイトに登録し、サイトで知り合った寺田さんから1850万円を受け取った。安藤さんからは学費名目で80万円もらった上、カードで188万円引き出した。大出さんからも学費名目で470万円をだまし取ったという。

 これだけの高額のカネを引っ張るからには、よほど若くて容姿端麗な女性でなければ無理だと思ってしまうが、木嶋被告の容姿はというと、決してそうではない。逮捕時、その写真を見てぶったまげた人も多いだろう。木嶋被告はとても美人とはいいがたく、体型はハッキリ言って肥満体、そして、事件当時、34歳前後で決して若くもない。そんな彼女がいかにして、大金をせしめたのか、その手口が法廷の場で明らかになったのだ。

 検察側は木嶋被告と被害者とのメールのやりとりを明らかにした。その内容は、「恋人ではなく旦那様を探しています」「ラブホテル、ご一緒していいですよ」「肉体関係の相性はある。避妊しなくても構わない」といった生々しいもの。木嶋被告は結婚や早期の性的関係をちらつかせ、さらには「生H」というニンジンまでぶら下げて、独身の中高年男性をはめてしまったのだ。これが、容姿や若さでは引き付けられない木嶋被告の常とう手段だったようだ。

 木嶋被告は「(3人とは)結婚を真剣に考えていました」と話し、弁護側は「亡くなった3人の男性とは性交渉がうまくいかなかったので別れた」とし、3人の死因については、寺田さんと大出さんは自殺、安藤さんは失火の疑いがあると主張し、殺人容疑は否認した。
(蔵元英二)

関連記事


社会→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

社会→

もっと見る→

注目タグ