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お祭りの中に仰天のサプライズ! 11月1日「ヤングリボンわっしょい!」で真琴が宮本裕向から勝利!!

 11月1日から6日にかけて、新木場1stRINGで様々な団体が興行を行った「新木場プロレスパーク」。初日には『暗黒プロレス組織』666とアイスリボンが合同で興行を行った「ヤングリボンわっしょい!」が開催され、148名の観衆を集めた。
 両団体がチケットの売り上げ枚数を競い合い、勝利した団体が後日発売されるDVDの表カバーとなるという企画や、プロレスの試合に加えて「秋の大運動会」を会場内で開催する等、面白い企画が盛り込まれていた。それだけに両団体ともに必死にチケットを販売し、大会を盛り上げようとする心意気が伝わってくるような感じがした。
 実況はFREEDOMSのGENTARO、解説はフリーライターの須山浩継が担当。両者共にそれぞれアイスリボン(19時女子プロレス)、666で生実況を担当している事もあり、軽快なトーク+絶妙な突っ込みで会場の空気を大いに盛り上げていた。

 プロレスの試合での事実上メインイベントとなったタッグによる3WAYマッチでは、ダイナスティ&真琴組・忍&星ハム子組・宮本裕向&都宮ちぃ組が激突。666、アイスリボン勢共に序盤は「3WAYマッチでのお約束」を披露する。何故か他の2チームから目の敵にされていたのが忍&ハム子組。ハム子は真琴とちぃの攻撃に対し、投げキッスで反撃する。
 得意満面にセクシーポーズでリング内を闊歩するハム子、あえなく真琴とちぃに捕まってしまう。ロープに振られてダブルの攻撃をしようとするが、逆に二人にラリアットをぶち込んだハム子。パワーならば一枚上手なのだ。
 そんなハム子だったが、こと男性に対しては分が悪い。宮本に捕まると背中にパンチを振り下ろされる。ダイナスティが他のメンバーを誘って全員でハム子に攻撃を仕掛けようとするが、ここで割って入った忍が「待った!」一瞬躊躇した他の四人であるが、次の瞬間忍は袋叩きに逢っていた…。
 その後、場外でダイナスティ&真琴を一人で捕まえていたハム子だったが、リング内では宮本とちぃによるダブルのアキレス腱固めを食らっている忍の姿が。ロープに逃れられると宮本がちぃをブレーンバスターの体勢で持ち上げる。そのままちぃを叩きつけようとしたのだろうが、逆にちぃが宮本をブレーンバスターで投げ忍に叩き付ける。
 場外とリング内が逆転し、今度はダイナスティ&真琴がハム子を捕まえる。最もベビーフェース的な存在であるこのタッグは想像以上に連携攻撃も見せる。真琴の水面蹴りにあわせてダイナスティがハム子を河津落としで叩き付ける。真琴の側転からのダブルニードロップにはダイナスティがバック宙で動きを合わせる。視覚的にも息の合ったところを見せる両者。ハム子も電車道突っ張りやブルドッキング・ヘッドロック+ジャンピング・ネックブリーカーでダイナスティ&真琴に反撃するが、真琴の串刺しDDTを食らって再び捕まってしまう。
 ハム子がスタンディング式のフェースロックに捕えられている横では、忍が宮本の逆エビ+ちぃのキャメルクラッチをかけられている。相変わらず他の2チームから集中攻撃を食らわされる忍&ハム子だったが、忍がダイナスティへのSEXボンバー、ハム子が宮本へのセクシャルボンバー等で反撃する。
 気がつくとリング上は真琴とちぃの攻防になった終盤戦。真琴のボディースラムを旋回式DDTで切り返し、ロープに走って華麗なウラカン・ラナを決めたちぃ。もう一発を狙うが今度は真琴のネックハンギング・ボム。カウント2で跳ね返された真琴がちぃのバックを取るが、今度はちぃのジャングルクラッチ! ギリギリでカットに入るダイナスティ。
 場外から宮本が戻ってくると、真琴をボディースラムで叩きつけてちぃとのファンタスティック・フリップ! 二人がかりで押さえ込むが真琴はカウント2で肩を上げる。それならばと宮本はコーナーに真琴を追い込んでパンチを叩き込みシュミット式バックブリーカーからムーンサルト・プレスを狙う。真琴がかわしたため両足で着地した宮本、バックの取り合いから真琴が急所蹴りを見舞うもかわす宮本。しかし真琴はあきらめずに正面から急所蹴り! 突っ込んできたちぃを宮本にぶつけると、忍のスピンキック→ダイナスティのトラースキック→ハム子のセクシャルボンバーを立て続けに食らってしまう。セクシャルボンバーは意地で耐えてみせた宮本、真琴にラリアットを見舞おうと突撃するが、すかさず三田さん固めで丸め込んだ真琴が殊勲の3カウントをゲット!! 「えっ、本当に?」と最初は信じられないような表情の真琴だったが、改めて勝利を確信すると拳を高々と突き上げて喜びを爆発させた。元・デスマッチヘビー級王者からの勝利を奪った真琴、今後の更なる飛躍を予感させる試合となった。
 ちなみに敗れた宮本は真琴を応援していた観客席になだれ込んで憂さ晴らしをしていた。

 メイン終了後は秋の大運動会。メンバーが一人足りない666側には新木場1stRINGの斉藤さんが助っ人に入る。障害物競走、顔面パンスト綱引き(!)、会場内と一体となった玉入れの三本勝負の結果は666側の勝利!(敗れたアイスリボンサイドには後日罰ゲームが執行され、その様子もDVDに収録されると知ったエース松本都と志田光は売店ブースで苦笑い。)最後はTHE101の歌で締めようとするが、やはり全員で阻止される。それでは私がとマイクを握ったさくらえみだったが、またもや全員に阻止される。せっかくこれだけのメンバーが揃ったのだからと、最後は666とアイスリボン全員による「世界に一つだけの花」の合唱で大会は締められた。全員が手を取って両腕を突き上げるシーンからこの大会の成功が見えた。

 ハチャメチャなイメージに見えてしまいがちな当日の大会であったが、お祭り・運動会という秋の名物を盛り込んだコンセプトがしっかりと形になっていた。新木場プロレスパークの開催中、違う団体によるコラボレーション企画の大会を行ったのはこの日だけであった。コラボレーション大会の利点は「面白かったから今度はこっちの団体の興行を見に行ってみようかな?」というファンが生まれる可能性がある事。勿論団体としては個々で観客を増やしていきたいのが理想であろうが、たまにはこうして一緒になってみるのも一興ではないだろうか。
 11月とは思えない程穏やかな気候だったこの日、名残を惜しんでいるのかいつまでもファンが会場外に設置された特設売店の周りを囲んで談笑していた。こんな光景を見られるのであれば、いつかまたこの大会を見てみたいと感じさせたものである。

Office S.A.D. 征木大智(まさき・だいち)

◆666・ヤングプロレスわっしょい!&アイスリボン合同興行『ヤングリボンわっしょい!』
2010年11月1日(月) 東京・新木場『新木場1stRING』(観衆148名)

<第1わっしょい! これがヤングプロレスわっしょいだ! タッグマッチ20分1本勝負>
○小仲=ペールワン&K666(11分52秒 座禅トーン)●THE101&乞食

<第2わっしょい! これがアイスリボンでございます! タッグマッチ20分1本勝負>
藤本つかさ&○志田光(12分15秒 片エビ固め)松本都&●帯広さやか ※滞空時間の長いブレーンバスター

<第3わっしょい! ADULTりぼん〜FMW同窓会!? あの頃僕等は若かった〜ミックスドタッグマッチ30分1本勝負>
怨霊&○GOEMON(14分45秒 片エビ固め)さくらえみ&謎のオカマレスラーX ※スワントーンボム

<第4わっしょい! おいでよヤングりぼんの森へ〜ミックスド3WAYタッグマッチ30分1本勝負>
ダイナスティ&○真琴(17分44秒 三田さん固め)●宮本裕向&都宮ちぃ ※もう1チームは忍&星ハム子
※チケット売り上げ対決はアイスリボン→76枚対666→72枚でアイスリボンの勝利。後日発売されるDVDの表パッケージはアイスリボンとなる。

<ボーナスわっしょい! 666vs.アイスリボン前面対抗秋の大運動会>
選手宣誓:小仲=ペールワン&都宮ちぃ
第1競技:障害物競走(網潜り→飴探し→セカンドロープ渡り→ピンポン玉運びのリレー)
○(666)K666&小仲=ペールワン&新木場1stRINGの斉藤さん&宮本裕向&ダイナスティ
●(アイスリボン)都宮ちぃ&真琴&さくらえみ&みなみ飛香&藤本つかさ

第2競技:顔面パンスト綱引き
1本目 ○帯広さやか−●THE101
2本目 ○星ハム子−●忍
3本目 ○松本都−●乞食
4本目 ○宮本裕向−●志田光

第3競技:玉入れ(籠持ち アイスリボン→星ハム子、666→THE101)
○666 66個−●アイスリボン 65個

※勝利する毎にポイントが加算される。第3競技の勝者チームには666点が加算。
結果は668対3で666の勝利、敗れたアイスリボン側には後日罰ゲームが施行され、DVDにその模様が収録される。

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