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「デットーリ降臨で、燃え上がる騎手のライバル心」 ジャパンカップ 藤川京子の今日この頃

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藤川京子

 今年のジャパンカップは、外国馬は出走しませんが予想する身としてはその方が嬉しい気もします。その代わり、ジャパンカップに相応しい騎手が集まりました。約半分が外国人騎手です。世界戦と言えます。その中でも注目はランフランコ・デットーリ騎手。ある人に言わせると、「デットーリが乗ると5馬身違う」とまで言われた騎手です。日本での活躍も多く、ジャパンカップも勝った事があります。世界NO.1の騎手です。

 騎乗するのはルックトゥワイス。有力馬ではありませんが2走前の目黒記念ではレコード勝ちした馬です。その時の斤量は55kgですが今回は57kg。前走のアルゼンチン共和国杯は57kgで4着でしたけれど、5馬身違うなら勝っていたと思います。少し後ろ過ぎたのかもしれませんが、L.デットーリ騎手なら本当に何とかしてしまうかもしれません。但し、当日は雨予報なので、ルックトゥワイスの重馬場はどうかと言われると微妙です。どちらかと言えば得意ではないかもしれません。

 しかし、日本で、人気薄の馬を豪腕で勝った実績もあります。要注意だと思いますし、常に全力で騎乗してくれますので手を抜く事はない筈。自分のキャリアを常に高めて行こうとしているのが窺えます。世界の豪腕を見るのが楽しみです。また、大外に入ってしまいましたが、R.ムーア騎手も言わずとしれた騎手です。むざむざと負けても仕方ない騎乗はしないと思います。日本の武豊騎手も参戦しています。C.スミヨン、M.デムーロ、W.ビュイック、O.マーフィー、C.ルメールとデットーリの各騎手参戦でライバル心剥き出しで来ると思います。GIで、デットーリ騎手に勝つ事は、例え馬のポテンシャルが違うとしても心に響く筈です。

 さて、ジャパンカップの傾向ですが、前走の天皇賞での成績は無視した方が良さそうです。凡走した馬がよく馬券に絡みます。400mの距離が延びるのは、私達が思っている以上に脚質が大切なのかもしれませんが、今回はデットーリ騎手の参戦で牽制し合う事が予想されますし、重馬場でペースが落ちる可能性があります。ペースが遅いなら最後方のマカヒキにもチャンスがあるかもしれません。最近の調子を見ると好調とは言えませんが、豪腕揃いの騎手が牽制し合えば、しれっとチャンスを窺う武豊騎手が後ろで冷静にレースを観察出来るかもしれません。ワンチャンスを狙っていると思いますし、好調ではありませんが斤量57kgの重馬場なら有り得ると思います。

 外国馬が参戦しないので、ジャパンカップとしては地味に見えますが、よく見ると良いメンバーが集まっています。その中で、紅一点のカレンブーケドールは、斤量53kgで有利だと思います。過去のレース結果を見ても、軽斤量の牝馬が馬券に絡む事は多いです。その馬達と比べると実績と言うか経験が少し足りない気もしますので、牡馬と混じって走った時に気持ちで負けないで欲しいと思っています。ジェンティルドンナとまでは言えませんが、少し近い存在だと思います。

 こうなると、どの馬にもチャンスがあると思えるレースです。こんな時は、馬券をみじん切りにして、レースを楽しんだ方が良いと思います。

ワイドBOX 11、1、9 (馬だけでない違う要素で有利な組み)
ワイドBOX 5、6、2 (天皇賞組)
ワイドBOX 14、8、15、10大穴(雨で、レースが壊れたらワンチャンス組)

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