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風雲急を告げる来夏衆参W選挙 安倍自民、橋下維新の芸能・スポーツ界「出馬候補者」リスト(1)

 師走を迎え、政界は一気に来年夏の「衆参ダブル選」に走り出した。安倍晋三首相は5日の会見で来夏の参議院選挙に合わせて衆議院を解散し、衆参ダブル選に打って出る可能性について「まったく考えていない」と否定したが、この発言を額面通りに受け取る関係者はいない。
 「2017年4月に消費税10%への増税を控える安倍首相は、衆院解散が増税の直前になると不利になると判断。民主党が野党統一候補を整備する前に、来夏の参院選で同時選挙という強行策に持ち込む腹づもりです。各派閥の会長は、所属する衆院議員にブログの再開や後援会回りを指示している。首相の否定発言は野党へのカムフラージュです」(全国紙政治部記者)

 自民党は11月29日に立党60周年記念式典を都内のホテルで開き、サプライズゲストにラグビー日本代表FB・五郎丸歩を登場させた。いま、もっとも集票力のあるスポーツ選手がこの男だ。
 「五郎丸選手は来年から世界最高峰リーグ『スーパーラグビー(SR)』にオーストラリア・メルボルンを本拠とするレッズでプレーすることが決まっており、政界への転身は考えづらい。しかし、名声はあっても所詮はヤマハ発動機の社員。年収は500万円程度で、政治家になれば、その何倍も稼げる。来年3月1日には30歳となり、参院選にも出られる。早大ラグビー部OBの森喜朗元首相が後ろ盾で、'19年のラグビーW杯(日本)を盛り上げる広告塔を期待されている。参院選に出馬すれば100万票超は確実で、現在の非拘束名簿式が採用された'01年以降、最多得票になるのは間違いない」(政治解説者)

 一方、今年5月11日、安倍首相はシーズン中にもかかわらず、巨人・原辰徳監督(当時)を首相官邸に招き、会食している。これは'13年3月の開幕直前に続いて2度目で、いずれも甘利明経済再生担当大臣が同席していた。
 「目的は来年7月の参院選です。最初が出馬の要請で、2度目は回答でしょう。落選後に繰り上げ当選となった堀内恒夫元監督とは違い、原氏は女性人気も高く、東海大グループの組織票も計算できる。口説き文句は、東京五輪時の次期スポーツ長官。シナリオを書いたのは渡辺恒雄読売新聞グループ本社会長という噂です」(スポーツ紙デスク)
 原氏は「趣味はNHKの国会中継観賞」という政治好きで有名。現役時代から「自民党支持」を表明するなど、将来の政治家転身を織り込んでの勇退だったのだ。甘利大臣が介在していることから、神奈川選挙区からの出馬も予想される。

 名古屋では「いつやるか? 今でしょう」とばかり、あの林修氏を推す声が出ている。同市千種区の出身で名門・東海高から現役で東京大学へ進学。日本長期信用銀行を半年で退職してからは様々な商売を始めるが、ことごとく失敗。競馬にのめり込んだ時期もあった。そこから予備校講師に転身して一躍全国的な人気者に。12歳年下の妻は産婦人科医で、血筋も略歴も超一流なのだ。
 「その生きざまが、安倍首相が掲げる『再チャレンジ』そのもの。愛知県はトヨタ関連の労組が多くあり、民主党色が強く、お隣の四日市(三重)は岡田克也代表の地元。父親はジャスコ創業者で、岡田代表は3人兄弟の真ん中。兄がイオン取締役兼代表執行役社長、弟が中日新聞社の政治部長。その中部地区の牙城を切り崩す刺客として、林氏は期待されているわけです」(名古屋財界首脳)

 自民の比例代表では、かつて亀井静香氏の刺客に送ったホリエモンこと堀江貴文氏をはじめ、松岡修造氏(テニス)、澤穂希(女子サッカー)、DAIGO(竹下登元首相の孫)、中野浩一氏(競輪)、佐竹雅昭(K?1)らの名前も候補に挙がっている。
 今回改選を迎える三原じゅんこ、堀内恒夫参院議員もこれに加わり、衆参ダブル選だけに多士済済の選挙戦となる。

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