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参院選に出馬する“タレント候補”の裏プロフィール(2) 三原じゅん子(自民党)

 「私は二足のわらじを履くことはできません。女優は引退します。政治一本でいきます」
 自民党本部で後見役の野田聖子前消費者行政担当相とともに参院選比例代表の出馬会見に臨んだ女優の三原じゅん子氏は子役デビューしてから38年のキャリアを捨てて参院選に臨むことを宣言した。

 小学校2年生から子役として演技力を磨いた三原氏は79年に武田鉄矢主演の人気ドラマ「3年B組金八先生」のツッパリ役で大ブレーク。集団リンチをするシーンでは自分では殴らず仲間に「顔はやばいよ、ボディやんな、ボディを」と指示したセリフは有名となり、三原氏の“不良キャラ”を確立させた。
 80年に発売した歌手デビュー曲「セクシー・ナイト」は大ヒット。歌唱力が高く評価され、山口百恵の引退直後の音楽界では“ポスト百恵”として期待された。
 その後、芸能活動を順調にこなしながら、87年からはカーレーサーとしても活動。国際B級ライセンスを持っている。
 20歳の誕生日を機に、芸名を「三原順子」から現在の「三原じゅん子」に改名している。

 女優・歌手・レーサーの3つの顔を持ち八面六臂の活動をこなしていた三原氏だが、プライベートも大忙しだった。
 「16歳のころ俳優・宮脇康之と交際宣言会見を開き、その後、沖田浩之、マイケル富岡らとの交際が報じられた。90年11月にわずか5カ月の交際でレーサーの師匠である松永雅博と結婚したが、99年5月に離婚。その後、一時期、元巨人の水野雄仁との同棲が報じられたが、同年11月にお笑いコンビ「アニマル梯団」のコアラ(のちにハッピハッピー。と改名)と再婚。かなりのラブラブぶりをアピールしていたが、夫の女性問題などで07年10月6日に離婚。今年、2月に放映されたバラエティ番組で7歳年下の舞台監督との交際を発表した。離婚した2人の元夫との間にはいずれも子供を授かったが流産してしまった」(週刊誌記者)
 2年前に子宮頸(けい)がんを患い、子宮全摘出手術を受けたのが出馬のきっかけ。
昨年末に後見役の野田氏を訪問した際、介護行政改革などの必要性を訴え、出馬意欲を伝えた。

 三原氏が出馬会見で発表したキャッチフレーズは「守ってあげたい。いのちを懸けて」。
 がんワクチンの無料化、がん患者の就労支援を掲げ、「体験者の私にしかできないことを、本物の命をかけて頑張る」と意気込んだ。
 7月期の連続ドラマや、1年半以上に及ぶ舞台など、10本以上の仕事のオファーを断ったというから三原氏の決意は固い。
 ちなみに、94年に発売した写真集でヘアヌードを披露。当選すれば初の“ヘアヌード議員”の誕生だ。

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