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顔面への死球で横浜スタジアムが凍りついた! “壊し屋”DeNA・山口に批判の声続出!

 8月2日、横浜スタジアムでのDeNA対広島戦で、球場全体が凍りつく事件が起きた。

 5-1でDeNAが4点リードで迎えた9回表、マウンドに立ったのは“ハマの守護神”山口俊投手(25)。1死一、二塁の好機で登場したのは代打・会沢翼捕手(24)。ここで、山口が投げた直球が会沢の顔面を直撃。

 投球はヘルメットをかすって、右目下部に直撃。ヘルメットにはひびが入るほどの衝撃だった。会沢は顔面から大量に出血し、バッターボックスをのた打ち回った。意識はあったが、動かすのは危険と判断され、救急車がグラウンド内に乗り入れるほどの異例の事態となった。

 横浜市内の病院に搬送された会沢は、鼻骨骨折で整復手術を受けた。検査の結果、幸い脳や頭部に異常は見られず、会沢は入院せず、自力で宿舎に戻った。

 その後、試合は山口が危険球で退場。急きょリリーフした菊地和正投手(30)が、広島の反撃を1点にとどめて、5-2でDeNAが勝利。中畑清監督(58)は広島に配慮して、勝利のハイタッチ、ヒーローインタビューを自粛した。

 当てた山口は「一番危ないところに投げてしまって申し訳ない。今は回復を願うだけです」とコメントしたが、そんなに内角を厳しく突くような場面ではなかった。得点差は4点あり、仮に本塁打を打たれても、まだ1点リード。ましてや、会沢は今季本塁打0、打率は.197で、それほど警戒する選手ではない。

 会沢に大ケガがなかったのが不幸中の幸いだが、山口への批判がアチコチで続出しているというのだ。実は山口は7月8日、ナゴヤドームでの中日対DeNA戦で、中日の主砲であるトニ・ブランコ内野手(31)の左手に死球をぶつけ、左手甲の骨折に追い込んだばかり。ブランコは長期離脱となり、中日は当時、首位巨人に2ゲーム差に付けていたが、4番の離脱で大失速。その後、巨人に最大6ゲーム差まで付けられてしまった(2日現在3.5ゲーム差)。

 スポーツジャーナリストのA氏は「ブランコの時は頭部ではなかったため、危険球にはなっていませんが、優勝争いをしているチームの4番打者を壊した責任は重いですよ。野球に死球はつきものといっても、中日が優勝を逃したら、山口にも責任の一端がありますね。ブランコの時も、今回の会沢も当てたのは直球。仮にも山口はクローザー。変化球ならともかく、直球がそんなにコントロールできないなら、プロとは言えません。球界内でも、そういった意見が多いようです。相手打者は危なくてたまらないでしょう。危険な投球をした投手には、出場停止などのペナルティを与えるような措置も必要です。ケガをさせられた打者のぶつけられ損ですよ」と語る。

 もともと、ノーコンながら直球の速さが売りで台頭した山口。もっと、制球力をつけなければ、真の一流投手とはいえないだろう。野球は対戦相手にケガをさせるために、やっているわけではないのだ。
(落合一郎)

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