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血の涙を流すマリア像が建つ「キリシタン塚」新潟県佐渡島

 佐渡には「キリシタン塚」と呼ばれる処刑された殉教者たちの墓がある。1637年、天草四郎を頭目とした島原の乱を受け、幕府はキリシタンへの弾圧を強化。結果、女性や子供を含む120余名が古い峠道の頂上に位置するこの場所で打ち首にされている。

 このキリシタン塚ではキリスト像の隣に建つマリア像について、以前から“ある噂”が流れている。それは「マリア像が血の涙を流す」というものだ。

「一時期、その噂は結構流れていたよ。でも、マリア像だけじゃなくて、キリスト像も血の涙を流すって聞いたけど」
地元在住のある男性は、キリシタン塚について尋ねた筆者にそう教えてくれた。

 近くにある「二ツ岩大明神」と呼ばれる神社に祀られているのは、祟り神で団三郎という名の化け狸。これには島のムジナ(※佐渡では狸をこう呼ぶ)の頭目だったと言い伝えにある。

 ご利益が大きい半面、無礼を働く者には容赦ない。このような場所のため、好奇心から深夜に訪れる者も多く、「突然、激しい頭痛に襲われた」や「参道に唾を吐いたら数日間、高熱で寝込んだ」といった話はかわいいほうで、命に関わる場合もあるという。

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