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フジテレビが起死回生を狙う『K-1』復活の切り札

 視聴率不振にあえぐフジテレビがついにパンドラの箱に手を出すという。
 高視聴率が狙えるコンテンツとして、かつて大晦日に放送していたスーパー格闘技『K-1』中継を、再び始めるというのだ。K-1は、空手家の石井和義館長(62)が中心となって立ち上げた打撃系立ち技を中心とする格闘技。1993年に第1回大会が始まり、アンディ・フグ、アーネスト・ホースト、ミルコ・クロコップ、ボブ・サップらスター選手が輩出された。
 「'96年にはフジ系のゴールデン&プライム帯で中継するようになり、翌年に行われた東京ドーム決勝戦は平均視聴率20%超えを記録しています。1試合のファイトマネーは数千万円単位で、放映権料も1試合1億円と言われていた」(フジ関係者)

 ところが“K-1”ブームも時代ともに廃れていく。視聴者が格闘スタイルに飽き始めたのだ。ついには、闇の勢力との接触疑惑が表面化する。
 「開催時にいたK-1の主な関係者が、だんだん距離を置くようになったんです。さらに興行権を巡って、警察の指導が入ったこともあった。最終的に局関係者は離れていきました」(夕刊紙記者)

 そんな背景があったにもかかわらず、なぜフジは今、“K-1”の中継を決断したのか。
 「一番は制作費が安いこと。現在の“K-1”は健全化し、闇の勢力との関係性もありません。世界中からいまだ名前の知られていない格闘家を招聘して闘わせれば、ファイトマネーも低く抑えられる」(放送作家)

 そんな中、フジがスターとして売り出しを目論んでいるのがK-1 WGP-55キロチャンピオンの武尊(チームドラゴン)だ。
 「プロデュースもフジが担当する。最近も、BSで彼のドキュメンタリー番組を放送したばかりです」(テレビ関係者)

 K-1は大晦日に放送予定。果たしてどんな結果を出すか?

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