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水道業者装い一人で留守番の女児にわいせつ未遂

 大阪府警捜査1課などは1月9日、水道業者を装って小学生高学年の女児が一人で留守番していた家に侵入し、脅迫してわいせつな行為をしようとしたとして、強制わいせつ未遂容疑で、大阪市の男性会社員を逮捕した。男性容疑者は「脅迫はしていない」と容疑を一部否認している。

 逮捕容疑は昨年12月12日午後、同府豊中市内の民家に「水漏れの確認に来た」と偽って入り、女児に「大声出したら刺すぞ」と脅して、わいせつな行為をしようとした疑い。

 女児が大声を上げて抵抗したため、男はそのまま逃走し、犯行は未遂に終わった。事件前後に現場近くに止まっていた不審車両が目撃され、車のナンバーなどから男性容疑者が勤務する会社の車と判明し特定した。府警は男性容疑者が勤務時間中に会社の車を使って、一人で帰宅する女児を物色して狙った疑いがあるとみている。

 府警によると、男性容疑者はインターホンで、「水漏れの電話をもらった。お父さん、お母さんはいますか」と訪ね、女児が「誰もいない」と答えると、両親の不在を確認した上で、室内に侵入したという。

 大阪府内では04年頃から、電気や水道業者などをかたって家に上がり込み、一人で留守番をしていた女児や女子生徒にわいせつ行為に及んだ事件が40件以上発生している。

 手口の大半は、一人で帰宅する女児の後をつけて、鍵を使って玄関を開けているかを確認している。府警ではすべてが同一犯とはみておらず、模倣犯の可能性もあり、男性容疑者と他の事件との関連を調べる。

 府警は「一人で留守番する際は、下校時から不審者につけられていないか気をつけてほしい」と呼びかけている。
(蔵元英二)

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