「このイベントの前、錦織は日本の自動車メーカーの新車発表会見にもゲスト出演していて、さらには、年末年始のバラエティー番組にも出演が何本か決まっています。リハビリを中断してまで一時帰国しなければならなかった理由は、スポンサー企業からの依頼があったからです」(夕刊紙記者)
米経済誌『フォーブス』によれば、錦織の推定年収は3390万ドル(約37億3000万円)。世界のプロテニスプレーヤーの中でもベスト3に入り、「ツアー未勝利、4大タイトル無冠でも3位に入っているのは、多数のスポンサー契約を獲得したから」と同誌は伝えている。
錦織と契約するスポンサー企業は15〜16社で、その契約金だけで20億円近くを荒稼ぎしているという。さらに言えば、「東京五輪は錦織のもとに世界中の企業が集まって出資する」といった言葉も、世界マーケットで飛び交っている。少々乱暴な言い方になるが、「いくら出資したと思ってるんだ? 這ってでも出て来い!」との圧力が各方面から掛けられたようである。
「錦織は、全豪オープンの前哨戦とも位置付けられている1月半ばのニューヨーク大会に出て、その後、全豪オープンを迎えるスケジュールです。2月に盛岡でデビス杯がありますが、こちらは出ない。そうなると、日本とはしばらくご無沙汰になってしまいます」(同)
となれば、大会や錦織に出資してきた企業は宣伝にならない。正月バラエティーでタレント活動をさせられ、ケガを負う辛さ、責任を思い知らされる錦織。世界の頂点は遠い?