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“思わせぶり”なイメージ戦略が大当たりした映画「モテキ」

 人気コミックを映画化した森山未來主演の「モテキ」が大ヒット上映中だ。

 「すでに興行収入は20億円を突破し、関係者もまさかここまでヒットするとは思わなかったようだ。9月23日から公開され、同日は同作を下馬評で上回った鈴木京香主演で濡れ場が注目された『セカンドバージン』が公開されたがまだ興収が4億程度と大惨敗した」(映画ライター)

 「モテキ」のドラマ版は森山主演で昨年7月からテレビ東京系で放送されたが、「深夜枠で平均視聴率は3%程度とさほど当たらなかった」(同)というが、テレビ版は森山演じる主人公が「モテる」女性のキャストが野波麻帆、満島ひかり、松本莉緒、菊池凛子だったが、映画版では長澤まさみ、麻生久美子、仲里依紗、真木よう子の豪華キャストに一新。ポスターなどでは4人の美女がセクシーなはっぴ姿で登場し、劇中では森山がどんな風に「モテる」のかかなり興味をそそられたのだが…。

 「おそらく、劇場に足を運ぶ男子は『あの4人にモテたら死んでもいい』、『俺も森山になってみたい』などと期待に胸をふくらませているはずで、劇場に行ったら若者が多かった。ところが、主人公がモテるのは長澤と麻生がメインで、仲にはちょいモテ、真木にはまったくモテなかった。だからポスターやPR番組などではその辺をうまく隠して“思わせぶり”にするイメージ戦略が大成功だった」(映画関係者)

 長澤といえば、デビュー以来清純派で売り出していたが、今年8月の主演舞台「クレイジーハニー」ではドSキャラ全開で隠語を連発しひと皮向けたようだが、「『モテキ』でもセクシーシーンのオンパレードで推定Fカップと言われる胸の谷間もよく見えた」(同)というだけに、長澤の体当たりの演技も集客につながっているようだ。

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