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日ユ同祖論の真相とは?

 イスラエルには世界中に散った同胞を、イスラエルに帰化させる研究機関のアミシャブが存在する。古代イスラエルには十二支族が存在していたが、十支族が地上から消えてしまったと言うのである。

 歴史的には紀元前900年頃に、古代イスラエルは北王朝と南王朝に分裂した。北王朝には十二支族の内、ルベン、シメオン、レビ、ダン、ナフタリ、ガド、アシェル、イッサカル、ゼブルン、ヨセフの十支族がこれに従い、首都をソマリアに置き、国名をイスラエルとした。対する南王朝はユダとベニヤミン族の二支族からなり、国名をユダヤと決め、首都はエルサレムに置かれた。
 北王朝は紀元前722年にアッシリアによって滅ぼされ、十支族はアッシリアに連れて行かれた。その後アッシリアは滅亡したが、連れて行かれた十支族の痕跡はなく、忽然としてその姿を消したのである。
 残った南王朝も、紀元前607年にバビロニア帝国によって滅ぼされた。その後彼等はさまよえるユダヤ人と呼ばれ、二千年に渡り世界各地を転々として生活してきた。その後1948年にイスラエル国が建国され、現在に至る。
 アミシャブは失われたユダヤの十支族の痕跡を求めて、世界各地で調査を行ってきた。

 日本へは1986年と2007年の、二度に渡って調査に訪れている。彼等は、古代ユダヤ人がシルクロードを渡って、古代日本へとやって来たと主張している。そして他の日本人と混血をして、現在の日本人の一部を成しているというのである。
 日ユ同祖論研究者が主張している、祭りで使用される神輿、相撲での塩による清めや日常生活の類似点など、日本文化と古代ユダヤ文化の共通点を見る限り、彼等の主張は荒唐無稽とは言いがたい。
 だが、日本人が古代ユダヤ人の失われた十支族とだとしても、それで世界が変わることはないと思うのだが。

(藤原真 山口敏太郎事務所)

参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou

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