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顧客情報を物色し客をナンパし失職? ネットを揺るがす事件に発展【ありえない店員の不祥事】

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画像はイメージです

 結婚のきっかけは様々なものがある。中には、現代の時代では「ストーカー」と判定されるような、ドン引きしてしまうようなケースも。

 よくあるのが、スーパーや飲食店などで、一方が一目惚れし、交際につながるケース。お互いが好意を持っていれば、「馴れ初め」として語られるが、嫌悪感を持っていれば、「気持ち悪い」と感じてしまう。それが仮に店員なら、職を失ってしまうこともある。

 そんな事案がネットを騒がせたことがある。2014年、ある女性Twitterユーザーが、「美容室でやたら褒めてきて帰り際に連絡先を聞かれて教えなかったはずの美容師からまさかのLINEが来てた事案に震えてる」と、投稿する。

 さらに、女性はLINEの様子を紹介。そこには「可愛かったのでLINEしちゃいました。髪型いかがでしたか」との文字が。ユーザーが「番号教えましたっけ?」と聞くと、美容師は「連絡が来て嬉しい」「一目惚れしたので少しずつお互いに知り合っていきたい」などと、舞い上がったようなメッセージを送る。

 好意を持っていなかった女性は、「教えてないのになんで連絡がきたのか不思議」とメッセージ。すると美容師は、「ホットペッパー(予約サイト)の登録番号から連絡しちゃった。本当は解雇になっちゃうことだから秘密ね(笑)」とお気楽な返事を行う。

 女性は連絡先が渡されたことを明かし、「この事は秘密にできない」「上の人に連絡する」などと現実を突きつける。美容師は謝罪したが、後の祭り。ネット上でこのツイートは瞬く間に拡散され、あっという間に店舗名が特定される。

 さらに、公式サイトには美容師の名前と写真が掲載されており、個人も特定。なんと、店舗の店長だった。そして、「個人情報をナンパの道具に使った」「ホットペッパーの顧客情報を私物化している」などの批判が殺到し、間もなく該当者と思われる美容師のプロフィールは削除された。

 その後の処遇は明らかにされていないが、実名と名前がネット上に流れている。店の顧客情報を物色したうえ自身の「ナンパ」に使う行為は、犯罪となり得ると同時に店の信用を大きく失う行為で、少なくとも美容業界での仕事継続は難しいものと見られている。

 現在、この美容師が何をしているのかは不明だが、悔やみ切れない行動になった。

文 櫻井哲夫

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