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ドラマの監督に“実名告発”されたフジテレビ

 13日にでフジテレビ系で放送されたドラマ「黒い看護婦」の呆れた舞台裏を、発売中の「週刊文春」(文芸春秋)が報じている。

 同ドラマは02年に福岡県久留米市で発覚した事件を描いたジャーナリストの森功氏の「黒い看護婦-福岡四人組保険金連続殺人-」(森功氏著・新潮文庫)が原作。主演の大竹しのぶを始め、寺島しのぶ、坂井真紀、木村多江のいずれも演技派の4人が演じた看護師が保険金目当てに仲間の夫を連続して殺害する内容。番組の宣伝では「犯罪史上前代未聞の連続保険金殺人事件をドラマ化!」とうたわれていたものの、視聴率は6.6%と大惨敗だった。

 同誌によると、エンドロールや番組ホームページには監督、演出はじめ照明や音響など制作陣の記載が一切無し。気になるその原因だが、同局が完成した作品の放送時間を変え、それに合わせて強引に時短編集して放送することが決定。それに抗議した制作陣がクレジットを取り下げるという異常事態に発展したという。

 監督を務めた「学校の怪談」の大ヒットで知られる平山秀幸氏が同誌に内情を“実名告発”。もともと92分だったのを「74分に削って欲しい」と制作会社から連絡が入ったというが、平山監督は断固拒否し、「『縮めるならそちらでやってくれ』と。ただし、僕の作品ではなくなるから僕のクレジットは外すように」と通告したという。そのため、ほかのスタッフも平山監督に追従したそうだが、平山監督は「何を信じて作品を作ればいいのか。事態の経過によっては、何らかの対応も検討しなければならないと感じています」とコメントしている。

 「平山監督によると、大竹や寺島からは気遣いの連絡があったというが、2人とも今回の一件を機にフジからの仕事は受けなくなりそう。ただでさえドラマが軒並み低視聴率で打開策を制作サイドが検討している現状なのに、自分で自分のクビを締めるようなことをしている。このままだとフジの浮上はなさそう」(芸能記者)

 件の平山監督だが、V6・岡田准一が主演する16年公開の映画「エヴェレスト 神々の山嶺(いただき)」の監督をつとめることを各スポーツ紙が報じている。共演は阿部寛、尾野真千子で、エベレストの高度6000メートル付近で撮影を行う予定だとか。壮大なスケールの作品だけに、スケールの小さいフジのドラマのゴタゴタに構っている場合ではないようだ。

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