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飯尾じゃないよ、伊野尾だよ!

 史上初の“2世代パーソナリティ”も話題となったきのうの『24時間テレビ38』(日本テレビ系)。V6の6人と、Hey!Say!JUMPの9人による計15人が、“つながった”企画に挑戦したことによって、顔と名前と個性が一致した視聴者も少なくないだろう。

 ワイプには、同局に縁のあるHey!Say!JUMPの山田涼介、知念侑李、八乙女光、有岡大貴が多く抜かれていたが、今ひそかなブームになりつつあるのは、デビュー以来一貫して地味なポジションに安住していた伊野尾慧だ。

 昨年は、橋田壽賀子ドラマ『なるようになるさ』(TBS系)に出演して、初の長台詞に四苦八苦。今年は、初の主演舞台『カラフト伯父さん』を演じきって、役者としての株を上げたが、今もっとも先輩にイジられる後輩でもある。

 “24時間テレビ”の制作発表記者会見では、V6・岡田准一から、「眠そう。“おねむ男子”と名づけられ、笑われた。嵐・松本潤、櫻井翔からは、「飯尾!」と呼ばれ、「伊野尾だよ!」と大声で返す“アンジャッシュ・児嶋方式”のギャグを注入され、ことあるごとに振られるようになった。

 タッキー&翼の滝沢秀明からは、「好きな芸能人は伊野尾慧」と答えられ、KAT-TUN・亀梨和也からは、「伊野尾くん! 僕の横においで」と、カメラが映るポジションに移された。

 今年7月からスタートした初のレギュラー冠番組『いただきハイジャンプ』(フジテレビ系)では、番組を無視した本音トークをさく裂させて、スタジオをヘンな空気に包むこともある。独創的な思考、キャラ、発言も、もはや味。周囲を少しイラつかせることもあるが、それがデビュー9年目にして初めて手にしたチャンスにつながりそうだ。

 明治大学理工学部建築学科を、しっかり4年で卒業した高学歴アイドルでもある。本人は“建築アイドル”の第一人者になりたいようだが、本人の意図と反した「ちょいイラ」キャラが完成されるかも…。“伊野尾”の時代、到来するか!?

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