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うちなんちゅやまとんちゅ〜沖縄身の丈見聞記〜(2)「緊急潜入特集:オーハ島に市橋達也被告の影を追う!」(前編)

 2009年11月。沖縄に越してきて数か月、南の地で初めての冬を迎えようとしていた頃。突然飛び込んできたニュースがあった。

 市橋達也容疑者、身柄確保−−沖縄へ逃亡する直前に逮捕。
 リンゼイ・アン・ホーカーさん殺害事件、そして犯人である市橋達也被告については、その事件の背景−−家宅捜査に駆けつけた警官の前から逃走したことや、度重なる情報公開など−−もあって、印象に残る事件であった。
 そんな事件の容疑者が、ここ沖縄に来ようとしていた。自分たちも沖縄に引っ越してきたばかりということもあって、かなり衝撃を受けたニュースだった。
 1月26日に発売された彼の手記『逮捕されるまで〜空白の2年7カ月の記録』(幻冬舎)によれば、沖縄へ向かったのは、離島にある隠れ家へ行き、そこでしばらく潜伏生活を送るためであったという。しかも彼は、この隠れ家を使うために4回は沖縄を訪れていたという(※)。
 彼が向かおうとしていた場所は、沖縄県は久米島の脇、オーハ島。
 彼は一体何を思い、何を求めて離島の小島へ行ったのか。
 筆者は一路、オーハ島へ向かった。

 1月27日。取材日はあいにくの天候で、風は強く、雨もぱらついていた。波もやや高く、島に向かう小舟は時折海の上を跳ねるようにして進んでいく。合羽と長靴を身に付けていたとはいえ、吹きさらしの海上では、強い風と波しぶきであっという間に服や髪がべしょべしょになる…かなり寒いっす! 実は数日前、久米島ではあられが降ったとか。沖縄でも、寒い時は降るんです。

 市橋被告が潜んでいた小屋はオーハ島の南端になるのだが、船長曰く今日は波が荒く、いつも船を着けている所に船を寄せられないという。そこで、小屋の近くの砂浜に船を寄せ、岩場を回って現場に向かうことにした。
 オーハ島外周の大部分は、珊瑚のかけらや貝殻が寄せる白い砂浜であるが、潜伏場所近辺は沖縄独特の石灰岩の岩場が広がっている。波による浸食を受けた岩場は滑りやすい上に、岩の表面が鋭利に尖っている。平らな所や足をかけやすいくぼみも少ないので、足場はすこぶる悪い。しかも、小屋の建っている高台へ行くためには、大人の身長を超える岩壁をよじ登らなくてはならない。
 峻険な岩場を抜けると、次は深い藪が続く。原生のノニなどが生い茂る藪は、大人でもすっぽり中に隠れてしまえるほどだ。警察や取材陣が殺到した今でこそ、小屋までのルートには細い獣道が出来ているが、市橋被告のみがいた時は、恐らくこんな獣道すらもなかったのではないかと考えられる。
 彼は潜伏場所である小屋を、海に居た時に見つけたという。そのまま海側から小屋を目指したとすれば、距離の割に骨の折れる道だったはずだ。
 ハブに気を付けながら深い藪をかき分けていくと、やがて目の前にコンクリート製の小屋が見えてきた−−市橋被告の潜伏先である。
(後編に続く)

(※リアルライブ・1月27日付「市橋達也被告が潜伏していたオーハ島って、どんな島?」参照)http://npn.co.jp/article/detail/86362946/

(黒松三太夫 山口敏太郎事務所)

参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou/

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