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「笑えない」…浅野の自虐ツイートはまだ早すぎた?

 俳優、浅野忠信の父で芸能事務所「アノレ」社長の佐藤幸久容疑者が先月30日、覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで逮捕された。息子である浅野も事務所の公式サイトに謝罪文を掲載。「父は大きな過ちを犯しましたが、僕にとってはたった一人の父ですので、今は父のことがとても気がかりです」と正直な心境を吐露していた。

 これには芸能界からも反応が多く、タレントのRIKACOは、6日に出演した「情報ライブミヤネ屋」(日本テレビ系)で涙を浮かべながら同情。浅野が父を思いやるコメントが紹介されると、「浅野くんが優しすぎる。普通は『寄り添っていきます』だなんて言えない」と思いやった。

 また、俳優の坂上忍も同日、自身がMCを務める「バイキング」(フジテレビ系)で、「(俳優業に)影響が出ないほうがいいと思う」と事件に言及。そして、今後は浅野が事務所の運営に携わる可能性については、「彼の代わりになる役者さんはいないから、バランス良くやって欲しい」と心配していた。

 だが、そこで気になるのが浅野自身の行動だ。現在、浅野は主演を務めるドラマ「刑事ゆがみ」(フジテレビ系)に出演中だが、この逮捕をネタにした自虐ツイートを投稿したのだ。

 話題となっているのは、共演者と一緒に撮られた写真とともに綴られた一言。今回のドラマにかけて「息子が刑事役やってる時にお父さんは何考えてんでしょうか」と事件を匂わすコメントを残した。

 このツイートは多くの反響を呼び、半日経った現在で、10万以上のいいねと1000件以上のコメントが寄せられている。その多くは「応援してます!」や「浅野さんのポジティブな考え素晴らしいです」という好意的なものだ。

 しかし一方で、「不適切」や「笑えない」といった反応が見られるのも事実。たしかに、浅野に責任はないにしても、佐藤容疑者の行った罪は重く、笑いにするにはまだ早すぎたのかもしれない。

 覚せい剤で逮捕されても、復帰ができてしまうのが芸能界。これは、そういった芸能界の“感覚の違い”が垣間見えた瞬間でもある。

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