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38歳の男が小学生女児へのわいせつ行為を10件以上繰り返す

 兵庫県警生活安全特捜隊と伊丹署が、小学生の女児らを狙って、わいせつ行為を繰り返したとして、アルバイトの男(38=同県伊丹市萩野)を、強制わいせつなどの疑いで、逮捕していたことが分かった。

 男は容疑を認めており、「女児に性的興奮を覚えた。11年夏頃から10件以上やった」と供述している。

 起訴状などによると、男は13年10月7日、同市内の集合住宅敷地内で、女子小学生(10)にみだらな言葉を掛けた疑いで、県迷惑防止条例違反容疑で逮捕・起訴された。また、同市や同県宝塚市で同年7〜9月、別の女子小学生2人の体を触るなどしたとして、強制わいせつ罪などで起訴された。

 男は自転車でうろついて、1人で歩いている女児に「コンビニはどこ?」などと声を掛けて、人けのない場所に連れ込んで、わいせつな行為に及んでいた。

 捜査関係者によると、伊丹市や宝塚市では、11年7月〜13年10月、女子小学生らが、わいせつ行為を受ける被害が約30件発生しており、県警では男との関連を調べている。

 本人が「10件以上やった」と供述しているように、伊丹市周辺で起きた事件の大半が、この男の犯行である可能性もある。

 まだ、年端のいかない幼い小学生の女児を専門に狙って、わいせつ行為を繰り返すとは、まさに極悪非道で、女児たちの精神的なショックは計り知れない。この男の犯した罪は、軽いものではなかろう。
(蔵元英二)

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