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新日本プロレス “野人”中西学がIWGPヘビー級王座初戴冠

 苦節17年の野人がとうとう頂点に立った。

 新日本プロレスIWGPヘビー級選手権試合が6日、東京・後楽園ホールで行われ、“野人”中西学がチャンピオン棚橋弘至を撃破。IWGPシングル王座を初戴冠した。
 棚からボタ餅のチャンスをものにした。5・3福岡大会で後藤洋央紀の挑戦を退けた棚橋から「中西選手と防衛戦をやらせてくれ」と指名されての挑戦だった。
 緊急決定した一戦。王者をしのぐ大歓声が野人を後押しした。棚橋の執ような左ヒザ攻めに苦しんだが、自慢の怪力で打開。ダメージを負った左ヒザをテキサスクローバーで絞めあげられても、力任せのアイアンクローで相手のこめかみをえぐって流れを手繰り寄せた。

 強引なリフトスラムで棚橋をロープに叩きつける力技から、必殺の大☆中西ジャーマンで3カウントを奪取。苦節17年、「常にIWGPのベルトを目指してきた」という野人が悲願を達成した。
 1992年の入団からIWGPシングル王座には縁遠かった。98年12月、スコット・ノートンに初挑戦してから、昨年7月の武藤敬司戦まで5度も挑戦してきたが、ことごとく苦汁をなめてきた。同世代の永田裕志や天山広吉がベルトを巻く中、至宝に手が届かず「腐った時期もあった」という。
 試合後は棚橋からのリターンマッチ要求に快諾した。今度は王者として挑戦を受ける。「バカな男でも目標を持ったらやれるんや」。野人にようやく春が来た。

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