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巨樹巡り 芝公園のクスノキ・トウカエデ

 東京都港区にある芝公園は、上野公園らとともに、明治6年(1873年)、日本初の公園に指定された場所。東京タワーを間近に眺める都心にありながら、緑豊かな環境と憩いを人々に提供している。

 地下鉄「芝公園」駅から出て園内へ向かうと、まず、クスノキやトウカエデの巨木が目に入る。5月の新緑の季節は、木陰で休むことも、ベンチや芝生で陽光を楽しむこともできる。

 クスノキやトウカエデに覆われた小道から出たら、正面にあるのは「銀世界」と彫られた碑。かつて「梅屋敷銀世界」と称された梅林が現在の東京都新宿区内にあり、明治期に芝公園に移されたという。なかには、徳川2代将軍秀忠の声がかりの梅もあったそうだが、残っていない。

 ところで芝公園は、ドーナツの形をしている。ドーナツの真ん中には、増上寺というお寺がある。かつては芝公園一帯が増上寺の敷地で、芝公園から少し離れた先に地下鉄「大門」駅があるが、そこには増上寺の門があった。

 その増上寺だが、徳川将軍家の墓所があることでも知られている。現在放映中のNHK大河ドラマ『江〜姫たちの戦国〜』の主人公「江」は、秀忠の正室。増上寺の墓所には、江と秀忠の墓もある。

 徳川将軍家墓所は、昨年までは、指定の期間を除き原則非公開で、事前に予約した団体客などしか見学することができなかった。今年は、大河ドラマの放映を受け要望が強く、震災後に改めて検討した結果、4月15日から11月30日まで特別公開するに至った(10:00から16:00まで)。また、拝観料を納めると、記念の絵はがきをもらうことができる。

 歴代将軍たちの宝塔等が並ぶ徳川将軍家墓所のなかで、青銅製でひときわ目を引くのが、6代将軍家宣の宝塔と、14代将軍家茂正室和宮の宝塔。和宮を除き、増上寺の徳川将軍家墓所では将軍と正室が同じ墓で弔われている。

 家康は幕府を開いた後ほどなくして隠居、徳川幕藩体制の基礎は秀忠が作り上げたのだが、その秀忠と江の墓は、他の将軍たちのものよりも小さい。これは、かつて増上寺敷地内の別の場所にあった、豪華絢爛の木造で日光東照宮にも劣らないといわれたという秀忠霊廟が、戦災で焼失したため。石造りの江の墓は残り、秀忠は、江の墓に、江といっしょに眠っている。(竹内みちまろ)

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