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「先に動いた方が勝ち?」 GT対決で垣間見た指揮官の性格

 5月3日の巨人阪神第6戦で、最後に笑ったのは原辰徳監督(56)だった。スコアは10対3。これだけ見れば、巨人のワンサイドゲームということになるが、均衡が破れたのは6回裏。少なくとも、6回表までは緊迫したゲーム展開が続いていた。
 「能見を引っ張りすぎたね。6回表に能見に代打を送らなかった時点で、その裏のイニングも投げさせるつもりでいたのは分かりましたが」(プロ野球解説者)

 能見篤史(35)が巨人打線に掴まったのは、奇しくもその6回裏。走者を背負いながらも二死までこぎ着けた。しかし、代打・金城龍彦(38)に打たれ、均衡が破れたのである。野球で「もしもの話」はタブーだが、能見は打席がまわってくる前の5回裏を投げきった時点で“お役御免”のつもりでいたのではないだろうか。5回裏のマウンドに上がる前、和田豊監督(52)、もしくは中西清起投手コーチ(53)がきちんと『続投』の旨を伝えていたのか、疑問だ。和田監督にも「能見に勝利投手の権利を」の親心はあったはずだろう。
 先のプロ野球解説者がこう言う。
 「投打ともに阪神は不調の選手が多い。我慢のしどころというか、選手に復調の兆しがまだ見えないだけに、チームも勝ち星を伸ばせないでいる。もうしばらく苦しい展開が続くでしょう」
 能見を見切って6回裏途中で交代させる方法もあったわけだが、和田監督は我慢した。エースが決勝打を許した後だけに、その後に登板したリリーフ陣にもいまひとつ覇気が感じられなかった。

 主力選手が不振なのは巨人も同じだ。いや、4番を予定していた阿部慎之助、主将・坂本勇人を故障で欠き、エース・内海哲也も故障でいまだ一軍では1球も投げていない(同時点)。それでも、首位で4月を乗り切った勝因はどこにあるのか…。選手層の厚さもあるだろうが、それだけではないようだ。
 巨人ベンチは阿部を欠いた後、4番に坂本を抜てきし、その坂本も戦線を離脱すると、25歳の中井大介に大役を託した。大田泰示が一軍昇格を果たすと、いきなり4番を任せた。若い選手を使うことでチームに勢いを付けようとしているようにも見える。結果論かもしれないが、原監督の積極的な選手起用が功を奏し、ジッと耐えて不振選手のスランプ脱出を待つ和田監督が何もしないうちに試合が終わってしまうようにも見える。
 和田監督の『我慢の姿勢』は選手を信頼する証でもあるのだが…。

 能見で敗れた3日の試合後、マートンがその苛立ちを報道陣にぶつけたという。同日の巨人先発・高木勇人は本調子ではなく、阪神打線は絶対に捉えられると見ていたはずだ。不振の投手を攻めあぐんで負けるのは精神的にも堪える。今の阪神に必要なのは重苦しい空気を変える起爆剤だ。現有戦力からそれを見出すとすれば、思い切って、不振の外国人選手をスタメンから外すべきではないだろうか。

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