search
とじる
トップ > スポーツ > 戦極 “傷牛”最後の抵抗

戦極 “傷牛”最後の抵抗

 満身創痍で新日本プロレス「G1クライマックス」(16日、東京・両国国技館で決勝)を闘っている“夏男”天山広吉がもはや限界にきている。12日には悩める胸中を激白。「もう一回やり直せたら…」と現実逃避するほどボロボロだ。

 公式リーグ戦Bブロックの天山は7日の広島での開幕戦ではプロレスリング・ノア杉浦貴を破って好発進。続く大阪での怨敵・飯塚高史戦で試合には勝利したものの、執ような凶器攻撃などで襲撃されてしまい、首と右肩を負傷してしまった。

 開幕前は「オレが夏男のテンザンってところをみせたる」と威勢が良かったが、3日目以降は痛めた首の影響で「もう力が入らへん」ことから、中邑真輔と永田裕志にサンドバック状態でボコボコにされた。担架で運ばれて医務室に直行する日々。ボロ雑巾のような不甲斐ない自分に「最後まで闘うしかないやろ」と言い聞かせてきた。
 すでに自力での決勝トーナメント進出は消滅しており、残すはきょう13日の愛知大会で中西学戦にわずかな望みを託す状況。それでも天山は「この夏もう一回やり直せたらってのはあるけど、同じ世代の中西との闘いが残ってるし最後まで突っ走ったるよ。まだまだ下の世代にも負けてられんし。気持ちは20代や。最後までやるしかない」とめげていない。
 G1開幕から5連戦を終えてこの日は貴重な休養日。これまでの天山なら大好きな娯楽施設などに繰り出して息抜きしていたが、この日は遊びにも行かず、午前中に都内で首と肩の治療を施した。猛牛の終わりかけた夏。ボロボロの天山は最後の一戦まで猪突猛進ならぬ“牛突猛進”する。

関連記事


スポーツ→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

スポーツ→

もっと見る→

注目タグ