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ニートの29歳息子、とんでもない理由で両親提訴 親の金で一人暮らし中も仕事探さず

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 家族だからこそ、自分の親に対して不満や怒りを覚えやすい面はあるだろう。海外には親の行動に納得がいかず、理不尽な理由やちょっとした甘えから、親を訴えた子供の例がいくつかある。

 2019年2月、「僕の同意を得ず、僕を産んだ」という理由で両親を訴えたのは、インド・ムンバイ出身の27歳の男性だ。男性は「苦しみや悲しみであふれているこの世に、子供を産むことは間違っている」と信じる反出生主義者で、これまでにも自身のFacebookで「なぜ苦しむために生まれなければならないのか」など自らの主張を投稿していた。男性は、地元ニュースサイト『LATESTLY』のインタビューに対し、「子供を産むことは親の身勝手な欲望によるナルシスト的な行為だ。僕は生まれた子供たちの苦しみを減らしたいだけ」と、両親を訴えた理由について語っている。2019年5月現在、裁判はまだ開かれておらず、現在、男性は裁判のための準備をしているそうだ。

 中国でも、両親にとっては受け入れがたい理由で訴えを起こした子供がいる。

 中国・湖南(こなん)省では、当時29歳の男性が、仕送りをストップした両親に対し、2014年9月、訴えを起こしたそうだ。男性は高校卒業後、理容師専門学校に進学。卒業後は理容師として働いていたが、ある日、窃盗罪で捕まり、それが会社に伝わったことで会社を解雇された。その後は働かず、寝てばかりの生活を送っていたという。会社を解雇されて以降、両親は数年間、男性に生活費を送っていたが、いっこうに仕事を探そうとしない息子に、愛想を尽かして仕送りをストップ。男性は両親に再度仕送りするよう電話をしたが、無視されることが続いたため、経済的支援をしてくれず屈辱を味わったという理由で両親を訴えたそうだ。

 同じように、親からすればとんでもない理由で子供が親を訴えた例が他にもある。

 2011年にはアメリカ・イリノイ州で当時18歳の娘が、誕生日のプレゼントが気に入らなかったという理由で、母親を訴えた。母親は、娘が2歳の頃に離婚。女手一つで育てていたが、自ら立ち上げた事業が成功。娘とともに約150万ドル(約1億6700万円)の豪邸に住むなど、娘には何不自由ない生活をさせていたという。その後も、母親は娘と一緒に暮らしていたが、娘が18歳を迎えた際、母親は娘の誕生日のプレゼントにバースデーカードを贈ったそうだ。しかし娘はバースデーカードのみで高価なプレゼントや現金が添えられていなかったことに激怒。精神的苦痛を味わったとして、母親に対して訴えを起こし、5万ドル(約558万円)の賠償金を請求したという。娘の訴えは裁判所によって却下された。

 自分の思い通りに親が行動してくれなかったからという理由で親を訴えるとは、子供の単なる甘えにすぎない。親としても子供に訴えられる日が来るとは思っていなかっただろう。一方で、子供のこうした行動は、親が甘やかしたゆえの代償ともいえるかもしれない。

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