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度重なる女性問題で騒がせた西武・涌井が“禊”の勝利

 プロ野球選手たる者、プライベートでの醜聞はグラウンドで晴らすしかないか…。

 度重なる女性問題を一部メディアで報じられた西武・涌井秀章投手(26)が、4月4日のソフトバンク戦(西武ドーム)で今季初先発。6回を投げて、8安打されたものの、要所を締めて1失点に抑えて、今季初勝利を挙げた。

 涌井はWBC宮崎合宿中の2月20日、宮崎市内の繁華街で飲み歩いた末、女性をタクシーで“お持ち帰り”する様子が、一部写真週刊誌にすっぱ抜かれた。この件で、涌井は球団から厳重注意処分を受けていた。

 涌井といえば、昨年5月に報じられた福岡・中洲のクラブホステスとの女性問題が記憶に新しいところ。この問題で涌井は球団から無期限の謹慎処分を受け、1カ月も2軍に幽閉された“前科”があるだけに、「女遊びのヘタな選手」とのらく印を押されてしまった。ただ、涌井は独身であり、一連の報道には同情すべき面もあるのは確か。

 西武の絶対的エースとして君臨していた涌井は06〜10年まで5年連続で2ケタ勝利をマーク。07年(17勝)、09年(16勝)には最多勝を獲得、09年には沢村賞にも輝いた。

 しかし、右ヒジの故障のため、11年は9勝止まり。昨季は5年連続で開幕投手を務めたが、開幕から3連敗で2軍降格。1軍昇格後は抑えに転向したが、女性問題報道で再度2軍行きを命じられた。1カ月の謹慎後、抑えとして30セーブを挙げた。シーズン終了後には、渡辺久信監督から先発に戻すことを伝えられていた。

 禊はすんだはずなのに、WBC合宿中の女性問題で再度、禊をすませなければならなくなった涌井。1年ぶりの先発登板で、勝ち投手になった。先発での白星は11年10月10日の日本ハム戦(札幌ドーム)以来、実に1年半ぶり。

 女性問題で度々転んでしまった涌井だが、禊をすませて、エースとしての復権を目指すことになる。女性と遊ぶ時はプロ野球の一流選手としての自覚を、くれぐれももってほしいものだ。
(落合一郎)

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