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レビュー『大神伝〜小さき太陽〜』をプレイしてみた

 株式会社カプコンより9月30日に発売された『大神伝〜小さき太陽〜』は2006年にプレイステーョン2で発売され、その後Wiiに移植された『大神(おおかみ)』シリーズの最新作です。筆で図形を描き様々な奇跡を起こす「筆しらべ」というアクションや、日本画のような独特のグラフィック、日本の神話をイメージした世界観が好評を博しました。
 最新作はニンテンドーDSでの発売とあり、「筆しらべ」がタッチスクリーンを最大限に活かせたものになると、記者も発売前から期待を膨らませておりました。
 「筆しらべ」については後述するとして、まずはゲームの概要からご説明いたします。

■今作の舞台もナカツクニ

 今作も「大神」同様、物語は「ナカツクニ」を舞台に繰り広げられます。「大神」にて、白狼アマテラスと剣士スサノオがヤマタノオロチを退治し、ナカツクニに平和が訪れてから数か月後、ナカツクニに再び怪しげな妖気が漂い始めます。アマテラスにそっくりの姿をした小さい白狼・チビテラスは、クニヌシといった相棒たちとともに力を合わせ、あらゆる困難に立ち向かっていきます。
 「大神」の数か月後ということもあり、ファンにはおなじみのキャラクターや地名が登場します。とはいえ「大神」を未プレイでも十分遊べる内容なのでご安心あれ。

■相棒と力を合わせる「筆しらべ」も登場

 基本的なシステムは踏襲しつつも、ニンテンドーDSならではのアクション要素が追加されたのが本作の特徴です。
 「大神」から引き継がれた「筆しらべ」は、空に丸を描いて太陽を呼び戻したり、妖怪や岩に横線を描いて一閃で切断したりと、フィールドや戦闘で役に立つシステムです。「大神」はボタンとスティックを組み合わせた操作で線を描きましたが、今回はDSのタッチスクリーンで直接画面に書き込むことが可能で、より直感的な操作になっております。
 また、今回はクニヌシを始めとする相棒たちを導くことができる新しい筆しらべ「輝跡」が追加されました。相棒たちは普段チビテラスの背中に乗っていますが、ボタンでチビテラスの背中から降ろしてタッチペンで行動を指示することができます。例えばチビテラスでは取りにいけない宝箱まで線を引っ張って代わりに取ってきてもらったり、フィールド上にあるスイッチを押してもらったり、その方法はさまざま。ただし相棒の体力がゼロになってしまうとゲームオーバーになってしまうのでご注意を。

■戦闘で使う神器(じんぎ)は3種類

 チビテラスが戦闘で使う武器は鏡、太刀、勾玉の3種類。プレイ時から所持している鏡、Yボタンの長押しで溜め攻撃ができる太刀、Yボタン連打で多段攻撃ができる勾玉をうまく使いこなして戦闘を有利にすすめましょう。
 本作で初登場した「薬師村」を発展させることで、神器を強化することができる特殊な鍛冶屋が出現します。神器の強化には妖怪を退治した時に入手できる妖怪素材が必要になるので、積極的に妖怪とバトルをしましょう!

■誰でも楽しめるアクションゲーム

 「大神」シリーズは操作性が良く、難しいコマンドも必要としないため、アクションが苦手な人でも楽しめます。「大神伝〜小さき太陽〜」は「筆しらべ」の操作のしやすさが格段に向上し、さらに相棒たちを導いて難題をクリアする謎解きの要素も高まり、アクションと謎解きのバランスがちょうどよい仕上がりになっております。
 最後に、ちょっと間の抜けた「大神」の主人公・アマテラスもとても可愛かったですが、今作のチビテラスは可愛さ倍増です。ナカツクニの大自然とチビテラスの可愛さに、癒される冒険になること間違いなしです。

「大神伝〜小さき太陽〜」はニンテンドーDSで好評発売中。
価格:5,040円
CEROレーティング:A(全年齢対象)

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