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神戸市営地下鉄の職員2人が駅長室から現金963万円を盗む

 なんとも、バカなことをしたものである。

 兵庫県警捜査3課などは2月26日、神戸市営地下鉄・西神中央駅(同県神戸市西区)の駅長室から、現金約963万円が盗まれた事件で、窃盗と建造物侵入の疑いで、いずれも同市交通局職員の窪田竜相(りゅうすけ=24=同県明石市大久保町松陰)、町田浩二郎(26=神戸市中央区吾妻通)の両容疑者を逮捕した。窪田容疑者は容疑を認めているが、町田容疑者は「やっていない」と否認しているという。

 逮捕容疑は昨年11月26日午前2時半〜同45分頃、西神中央駅の駅長室に侵入し、金庫から現金約963万円と防犯用録画機器(約100万円相当)を盗んだとしている。

 駅長室に設置していた防犯カメラの録画装置が取り外され、金庫をこじ開けた形跡もないことから、県警は内部に詳しい人物による犯行とみて調べていた。

 県警によると、当時駅員5人が当直勤務についており、就寝前の26日午前1時すぎに金庫内の現金を確認したという。

 県警や市によると、2人は08年4月に神戸市交通局に採用。町田容疑者は同年6月から11年5月まで、西神中央駅で駅員として勤務していた。2人は11年6月以降、総合運動公園駅勤務となり、西神中央駅に補助要員として、数回応援に行ったことがあり、内部事情に詳しかった。事件当日は2人とも、公休日だった。県警は今後、侵入の手口や詳しい動機などを調べる。

 神戸市交通局の吉田雅好高速鉄道部長(55)は「市民の信頼を裏切り深くお詫びする」と謝罪したが、泥棒に入られて身内の犯行だったとは、なんともやりきれない思いだろう。
(蔵元英二)

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