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【雅道のサブカル見聞録】“百合男子”が熱い!

 8月18日に発売された、コミック百合姫(一迅社)連載中の『百合男子』(倉田嘘著)単行本第一巻が書店やネット通販で品切れになるなど好調な売上を見せている。

 そもそも百合男子というのはどんな内容なのか、それには“百合”について説明しなければならない。百合というのは女性同士の同性愛描写か、それを妄想させる要素をを含んだ作品(ガールズラブ)に使わる言葉。実は最近、没個性型の男性主人公に、お気に入りのキャラを取られる位なら、女性キャラ同士でイチャイチャしてくれてた方がいいという男性が増えており、この作品はそんな百合を愛好する男、“百合男子”の葛藤を描いた話となっている。

 この作品、7月よりテレビ東京系列でアニメが放送中の、同じく百合姫で連載中されている『ゆるゆり』の放送枠CMで頻繁に登場。ガルーズラブを扱う雑誌に似つかわしくない高等身のイケメン風男性キャラのビジュアルが視聴者に強烈なインパクトを与え、ネットなどで話題になっていた。内容の方は、百合作品の何たるかを無駄とも言える細かさで主人公が探求。妄想が私生活にも影響して暴走しすぎて変態扱いされたり、いい年した青年同士がキャラクターのカップリング解釈を巡ってファミレスで取っ組み合いの喧嘩をするなどCMのインパクトに負けない濃い内容。“我思う、故に百合あり…だがそこに我、必要なし”などの名言は、百合系作品に興味ある読者なら必ず心に響くことだろう。

 百合作品とういうのは今まではマイナーなジャンルとされてきたが、最近アニメ、マンガなどのヒットの裏にはこの百合要素が欠かせなくなってきている。『ストライクウィッチーズ』『けいおん!』『魔法少女まどか☆マギカ』など、ここ数年で話題になっているアニメ作品には百合っぽい演出が随所にみられ、好調といわれる日常萌系4コママンガでも百合を連想される描写が多い。それらを見る側である百合ファンの男性そのものにスポットを当てた作品が出たのも、このジャンルが勢いづいてきた証拠ではないだろうか? 美少女キャラ人気のみが先行し、従来のボーイミーツガール路線に不寛容な男性オタクが増えつつある昨今。『百合男子』の好調を見るに、今後この勢いはどんどん加速していく気がする。百合についてよく知らない人は一度この作品で百合を感じてみてはどうだろうか?(斎藤雅道) 

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