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マリーンズ身売り!? 創業者の長女逮捕でロッテ財閥解体危機

 日本では「お口の恋人」として子供の頃から親しみがあり、お隣の韓国では5位の巨大財閥であるロッテが、創業以来最大の危機に瀕している。
 「創業者の重光武雄(韓国名・辛格浩)氏の長男・重光宏之(韓国名・辛東主)氏が日本法人、次男の重光昭夫(韓国名・辛東彬)氏が韓国法人の経営を任され、お互い不可侵を守ってきた。しかし、昨年末に長男の宏之氏がグループ3社の取締役を解任され、今年1月にはグループ持ち株会社ロッテHDの副会長の座からも外されたことをきっかけに、父親をも巻き込んでの兄弟ゲンカへと発展したのです」(経済ライター)

 そして今回、その“内輪もめ”さえ吹っ飛ぶ事件が勃発。武雄氏の長女(兄弟2人の異母姉)で、ロッテ奨学財団理事長の辛英子容疑者(73)が、背任収財や横領の疑いで韓国検察に逮捕されたのである。ロッテ免税店への出店の便宜を図る見返りに、日本円で約3億円の裏金を受け取ったという容疑だ。

 日韓のロッテグループ売上高('13年度)の比率は、日本が4000億円で、韓国は4兆9000億円と差は大きいが、日本のロッテグループの利益率は高い。実はその中で目立っているのがプロ野球球団、千葉ロッテマリーンズの赤字だ。
 「創業者の武雄氏は野球好きで知られ、日本では千葉ロッテ、韓国ではロッテジャイアンツと二つのプロチームを所有している。ところが、マリーンズの累積赤字は27億円ともいわれ、'10年に西村徳文監督が率いてリーグ3位からCSを勝ち上がって日本一になった“下剋上優勝”のときでさえ、20億円近い赤字だったといいます。実際、これまで何度も身売りが取り沙汰されてきましたが、武雄氏が首を縦に振りませんでした。だが、今回の騒動でマリーンズをこよなく愛する武雄氏が完全に経営から外れることになった。韓国検察はロッテ財閥の解体を狙っているとされ、そうでなくても球団が身売りされる可能性が現実味を帯びてきました」(同)

 かつて「ジプシー・ロッテ」と揶揄された不遇時代に逆戻りしてしまうのか…。ファンの心配は尽きない。

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