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K-1 テイシェイラ“おやじ狩り”宣言

 「K-1ワールドGP2008決勝大会」(12月6日、神奈川・横浜アリーナ)に出場するエヴェルトン・テイシェイラが26日、都内の一撃ジムで公開練習。史上最強の極真世界王者は、前人未到の初出場初優勝の目標を掲げるとともに、世代交代を宣言した。

 4月にK-1デビューしたばかりの極真空手の新怪物が、一気に頂点を狙う。6月のジャパンGPを圧倒的な強さで制し、ワールドGPに駒を進めた。9月の開幕戦で日本人エースの武蔵を判定で下し、初出場ながら決勝大会に進出する快挙を成し遂げた。

 準々決勝は極真の先輩、グラウベ・フェイトーザを破った欧州GP覇者エロール・ジマーマンとの一戦。テイシェイラは「グラウベのために何かやりたい」と敵討ちはもちろん、「彼は右のパンチが強烈だけど、対策はできている。試合で証明する」と必勝を期す。

 ベスト8を勝ち上がったとしても、その先にはKのリングで実績、キャリアとも格上の選手との対戦が待ち受ける。GPの展望を「準決勝はピーター・アーツ、決勝はレミー・ボンヤスキーが来る」と分析。ワールドGP優勝経験者との対戦を見据えながらも「100%、優勝するのはワタシ」と言い切る。

 「新旧交代するために全力を尽くす」。Kのリングで5戦、いまだ負けなしの極真世界王者は、GP常連のベテランK-1戦士を“おやじ狩り”し、初出場初優勝の金字塔を打ち立てる。

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