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オレこそ大阪LOVERや! “大阪愛”を強要する小籔千豊の大きな勘違い

 3月29日放送の「大日本アカン警察」(フジテレビ系:司会ダウンタウン)で、酒を飲んでは後輩芸人にみずからの「大阪愛」を押し付けるとタレ込まれた、お笑い芸人の小籔千豊。吉本新喜劇の座長も務める小藪は、大阪を愛するあまり「真の“大阪ラヴァー”はオレや!」と言い出す始末。しかしDREAMS COME TRUEの名曲『大阪LOVER』(おおさかラヴァー)の歌詞で歌われている主人公は、大阪出身じゃないんだよ、残念。

 後輩と飲んでは、「大阪の良いところ」を語り、関西でも他の県出身者の突出を許さない小籔千豊。ずっと大阪で活動していたが昨年、「人志松本のすべらない話」(フジテレビ系)で共に大阪を拠点として活躍中の兵動大樹と共にプチブレイク。東京制作の番組にもよく出演するようになった。とにかく何でも大阪を賛美する小籔にうんざりした後輩から、「小籔さんも東京の仕事が増えたら、大阪捨てるんですか?」などと言われ、そこで怒った小籔は、「オレこそ、真の“大阪ラヴァー”や!」と言い出した。

 DREAMS COME TRUEの40枚目のシングル『大阪LOVER』。2007年3月にリリースされた曲で、ドリカムのボーカル吉田美和が、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのアトラクション「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド」のために書き下ろされた曲。その年のドリカムのツアーでは札幌、名古屋、福岡の地で、LOVERのバージョンを披露したという。一時期、USJのコマーシャルでも流れていたから知っている人は多いと思う。しかし、この曲は遠距離恋愛の男女を歌ったもので、東京に住む女性が大阪に住むカレシに逆プロポーズするという、吉田美和らしく結構「重い」歌。肝心の大阪ラバーであるカレシは大して“大阪”に思いいれもなく、せっかく新幹線に乗ってやってきた彼女に名所を案内するどころか、飲み物買ってこさせて家でセックスばっかりするような男なのである。

 「大日本アカン警察」のスタジオに来てでさへ、「大阪を愛さない若者を逮捕してください」とわめく小籔容疑者。『大阪LOVER』の真の意味を知ってか知らずか…。(コアラみどり)

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