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【雅道のサブカル見聞録】玩具メーカーの“チョップステック”が好調

 最近、玩具メーカーのコトブキヤから発売されているチョップスティックシリーズが密かなブームらしい。

 「チョップスティク」、日本語にすれば“箸”のことだが、コトブキヤ製の箸はちょっとユニーク。このシリーズの第一弾は、『スターウォーズ』とのコラボで、2009年11月に発売されたライトセイバーチョップスティックなのだが、その名の通り、ライトセバーをモチーフとした箸で、クリアパーツ成型で光波部分を再現。光波カラーと上部の柄の部分を見れば、マニアならば作中の誰が使用したライトセイーバーかが分かるこだわり設計で注目を集めた。

 以降続々とシリーズ化がなされ、伊達政宗、前田慶次、真田幸村の日本刀箸。『魔法の天使 クリィミーマミ』などの、ぴえろ魔法少女シリーズのステッキをモチーフにしたマジカルチョップスティック。今年の12月には『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』エントリープラグ型チョップスティックの発売も予定されており、アニオタの間でも、段々無視することが出来ないアイテムとなってきている。

 今後ヒットが続けば、もっと色々な作品のチョップスティックが発売されることは確実だろう。有力はコトブキヤとも縁の深いアマード・コアシリーズのブレードステックとかだろうか? 意表をついて『To Heart2』のまーりゃん先輩の魔法少女まーりゃんスティックとかも発売されるかもしれない。まあ、個人的願望はさておき、このチョップスティックシリーズは、元々模型やフィギュアを中心に販売していたコトブキヤだからできる発想だろう。

 普通の玩具メーカーではキャラの絵をプリントした箸を売るのが精一杯のところを、プラモデルなどで培った成型技術を活かして、ただのキャラグッズに留まらせていない点がこのメーカーの凄いところ。これは、ある模型ライターから聞いた話だが、コトブキヤとにかく“ノリ”がいいらしい。古参の静岡系企業が多い模型業界で、新参という立場にいるだけに、コトブキヤは新しい技術や発想を入れるのに熱心で、新商品の展開をするときのフットワークが軽いとのこと。ここ数年は、低価格のデフォルメフィギュア販売や出版業参入など、マルチな活動ぶりが更に際立っている。今後しばらく、コトブキヤに動きには注目する必要ありそうだ。(斎藤雅道)

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