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何から何まで“最強”すぎる稀代の迷作『土俵ガール』

 今、日本中の物好きTVウォッチャーたちのハートを鷲づかみにしているのが、世紀の迷作にして稀代の間抜けドラマ『土俵ガール』(TBS系)である。

 主演は今を時めく佐々木希…なのであるが、彼女演じるヒロインの、「元ちびっ子横綱で、高校相撲部の美人すぎる女コーチ」という設定からして、もうすでにドラマ(作品)としては破綻の臭いがプンプン。今が旬の、あの佐々木希が(というか彼女の事務所が)、いったいどうしてこんな仕事を引き受けたのだろう。もっとも当ののぞみん自身の演技も、見ていて引きつけを起こしたくなるほどの超絶的な大根ぶり。

 DREAMやK-1 MAXのTBS格闘技中継でも、通り一遍のやる気のないコメントを連発し、多くの生真面目な格闘技ファンから一身にヒートを買っているのぞみんだが、TBSは彼女にいったい何を望んでいるのだろう。このままではTBSのおかげで、ますます世間の人たちはのぞみんのことを「かわいいだけのお人形さん」と見るようになってしまうぞ!? いや、記者個人的には、演技が大根だろうが、格闘技の仕事をテキトーにやっつけようが、あれだけかわいけりゃ何の問題もないのだが、世間の目は厳しく、そうは問屋が卸さないのである。

 ところで、この珍作『土俵ガール』で、のぞみん演じる美人すぎる女コーチの父親役を演じているのが、無骨で実直なイメージで、お茶の間の好感度も高い宇梶剛士。またこの宇梶の演技力が、ものの見事なアレ具合なので、のぞみんと宇梶パパの会話のシーンはコントそのもの。このドラマの香ばしさをさらに際立たせてくれてしまっているのだ。

 とはいえこの“父子”、娘の佐々木希は地元秋田で「髪切りデスマッチ無敗伝説」を築いた最強ヤンキーとして知られ、宇梶パパは伝説の暴走族「ブラックエンペラー」の7代目名誉総長として鳴らしたワル中のワル。演技は学芸会レベルでも、ステゴロ最強幻想を芸能界に轟かすトンデモ親子なのだ。まるで、大根演技ながらも異様な存在感を漂わすプロレスラー・格闘家ばかりをキャスティングする、真樹プロダクション制作のVシネマを観ているような思いである。おまけにゲストに貴乃花親方まで出演していたし…。

 出演者の腕っぷしは“最強”だが、演技力とドラマのクオリティは“最凶”で、正直いつ打ち切られてもおかしくない世紀の珍作『土俵ガール』。ドラマの内容はアレだけど、のぞみんのかわいさは保証付きなので、好事家ものぞみんファンも、毎週欠かさずチェックすべきなのである。

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