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トニー・カーティス、銀幕のスター死去

 ハリウッド・レジェンド、トニー・カーティスが、9月29日水曜日に85歳で死去した。
 ハンガリーからのユダヤ人移民の子供、本名バーナード・シュワルツは、1925年にニューヨークのブロンクス生まれて厳しい環境で育った。一家はたいへん貧しく、両親は子供達を食べさせることが出来ずに、トニーは弟と一緒に1年間孤児院で面倒をみてもらった。

 第二次世界大戦中はネイビーに従軍した後、ニューヨークの演劇学校で学び、1948年に23歳でハリウッドへ来るとユニバーサル・ピクチャーズと契約した。そして、本名のシュワルツからトニー・カーティスに改名。この名前の由来は、『風雲児アドヴァース』の主人公、アンソニーと母方の名字からカーツを合わせたものだった。
 ジャック・レモン、リリン・モンローと共演した『お熱いのがお好き』(1959)は、米国映画協会が選んだ最も優れたコメディー映画に中のひとつだ。またカーティスは、マリリンとの男女関係を2009年に書いた著書の中で告白した。シドニー・ポワチエと共演したスタンリー・クレイマー監督の映画『手錠のままの脱獄』で、1959年アカデミー賞主演男優賞の候補になった。1980年代からはシュールレアリズムの画家としても活躍し、一枚2万5千ドルもの値がつくような絵画は2007年にはニューヨーク・メトロポリタン美術館で展示された。俳優としての最期の仕事は、マーティン・ランドーと共演した『デヴィッドとファティマ』でシュワルツを演じた。

 カーティスは、1998年に結婚した妻ジル・ヴァンデンバーグ・カーティスさんに看取られて亡くなった。プレイボーイで、生涯6度結婚したカーティスは1951年から1962年の11年間結婚していた女優ジャネット・リーとの間に生まれたジェイミー・リーとケリー・カーティスは女優に、その後『隊長ブーリバ』で共演したドイツ人女優クリスティーネ・カウフマンが17歳の時に結婚し、2人の子供の父親となっている。クリスティーネとの離婚後、今度はレスリー・アレンと結婚し、2人の子供を儲けるが、息子ニコラスはヘロインの過剰摂取により23歳で死去した。その後はアンドリア・サヴィオと結婚、そしてリサ・ドーシュと結婚したが、1年の結婚生活の後1994年に離婚している。
 近年カーティスの健康状態は悪化して、2006年には肺炎で生死をさまよい、その結果として車椅子での生活になり、短かい距離しか歩くことが出来なくなっていた。

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