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新日本プロレスがアミューズとのタッグでシンガポール大会を成功! メディア露出強化で木谷オーナーの公約が大前進!

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(C)新日本プロレス

 今年の1・5後楽園大会で発表された新日本プロレスとアミューズの業務提携。木谷高明オーナーは「リング以外のメディア露出をさらに強化していく」と力強く語っていたが、その言葉どおり、今年はリング以外でも様々なメディアで選手それぞれが新しい活躍を見せ始めている。

 “新日本プロレスのエース”棚橋弘至は、今年はクイズ番組やトーク番組などバラエティだけでなく、時代劇初挑戦となったドラマ「石川五右衛門」準レギュラーでの出演や、選手としても一個人としても多大な影響を受けリスペクトして止まない「仮面ライダー」シリーズの映画版に敵幹部役として登場。IWGPヘビー級王者の“レインメーカー”オカダ・カズチカはドラマでの実名登場からファッション誌などでも特集され、さらにはTBS「マツコの知らない世界」より「キュンキュンするプロレスの世界」と題して“六本木 VICE”ロッキー&バレッタを相手にしたタッグマッチに挑み、見事、マツコ・デラックス氏に勝利を捧げた。

 さらに写真家・篠山紀信氏もオカダに注目する一人。表紙を務めたムック本「NEW WORLD」での撮影をきっかけに、原美術館にて開催中の篠山紀信展「快楽の館」では191cmの見事な肉体美が投影されている撮り下ろしヌード写真が本企画ただ一人の男性として展示されており、10・10両国大会の試合後には王座防衛に成功したオカダの祝福に篠山氏が駆けつけている。また、独特な食レポが話題を呼ぶ“スイーツ真壁”としても活躍中の“暴走キングコング”真壁刀義は、テレビではユニットGBHの盟友で、ガラガラ声でおなじみ“みんなのこけし”本間朋晃を引き連れ、各バラエティ番組を多方面からにぎわせているが、スイーツの食レポやトークだけでは飽き足らず、大好物のモンブランをカルビーとの共同開発でなんとポテトチップスにしてしまうなど、スイーツ界でも暴れまくっている。さらに、広島東洋カープが優勝すると、以前からファンであることを公言している“トランキーロ”内藤哲也に取材が殺到するなど、今年は新日本プロレス所属レスラーの適応能力がいろいろなメディアで発揮された一年になった。

 新日本は、現地時間11月15日(火)夜、シンガポールにて初となる単独興行「WRESTLING WORLD 2016 IN SINGAPORE」をマリーナベイサンズで開催。会場では多くの観客がオープンと同時に物販ブースに殺到。早々に売り切れるグッズも多数出る中、新日本プロレスのオリジナルグッズを全身にまとい、大きな拍手と声援が掛け合わさる熱気の渦の中心で試合が行われた。当日は1,300人を超える現地観客たちを“世界トップクラス”と言っても過言ではない試合内容で存分に魅せつけ、大会は大成功のうちに幕を閉じた。

 今回の興行は、新日本がアジア進出を見据えた拠点の一つとしてシンガポールを選択。業務提携先であるアミューズのシンガポール支社との共催という形で今回の実現に至ったという。現地での模様は、東京から来たテレビ朝日のカメラクルーが、日本のビッグマッチと同様の体制で映像を制作し、動画配信サイト「新日本プロレスワールド」で世界に生配信され、約10,000人がその行く末を見届けた。新日本とアミューズとの提携は“世界戦略”という旗印のもと、芸能部門以外でも効果を発揮している。

 シンガポール大会の成功は来年の1・4東京ドーム大会へも繋がってくる。なぜならば同大会も「新日本プロレスワールド」を通じて世界配信されることが決定しているからだ。木谷オーナーは「新日本プロレスワールドは海外からの視聴者が多い」ことを明らかにしており、シンガポールに拠点を置いているオーナー自身もリアルタイムで大会をチェックしているという。これに関してはオーナーとは“天敵”の関係にある内藤哲也にも「会場に来ない」ことに対し、皮肉を込めて度々指摘されている。

 アミューズの関係者は「将来的な可能性のひとつ」と前置きをした上で、「所属アーティストとのコラボレーションはあり得る話」と提携時にコメントしていただけに、アミューズも新日本とのタッグで、海外進出を狙っている所属アーティストやタレントを投入し、世界戦略に乗り出す可能性は十分にあるだろう。

 「まずは新日本プロレスを知ってもらいたい」「新日本プロレスが生活の中で目に入る存在にしたい」「世界戦略」これはブシロードが新日本を買収した時から、木谷オーナーがファンやマスメディアに対して言い続けてきている公約。アミューズとの業務提携によるメディア露出強化や海外大会の成功により、その言葉は現実味を帯びてきた。

(どら増田)
(C)新日本プロレス

【新日Times VOL.44】

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