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最終決戦で「マルモ」に圧勝した「JIN」

 大沢たかお主演のドラマ「JIN-仁-」続編(TBS系)の最終回が26日に放送され、平均視聴率は26.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した。瞬間最高視聴率は午後10時44分の31.7%。09年に放送された前シリーズの最高視聴率は25.3%だったが、それを上回る高視聴率だった。

 一方、回を重ねる事に「JIN」の視聴率に肉薄していたフジテレビ系「マルモのおきて」は前回の17.2%よりもダウンし15.6%だった。
 「『JIN』の自力が勝った。『マルモ』はよくみるとストーリー性がなく、天才子役・芦田愛菜が歌うエンディングテーマの人気との相乗効果で勢いで視聴率を伸ばしてきただけ。ただ、『マルモ』はわざわざ最終回を7月3日にずらし、ライバルの『JIN』がないから初の20%超えもありそう」(ドラマ制作関係者)

 いつしか、“日曜視聴率戦争”と煽られて両ドラマの視聴率対決だが、「TBSは情報番組のコーナーで撮影を終えていた芦田愛菜の密着映像を“お蔵入り”にするなど、少しでも『JIN』の視聴率ダウンに影響するようなことを避けた結果、最終回の高視聴率につながった。『JIN』の映画化もほぼ内定しているので、局内ではまだまだ“JIN頼み”の気配」(芸能記者)。このところ、ヒットドラマがなく、視聴率が民放キー局4位と低迷している同局だけに、なんとかして「JIN」の牙城は守りたかったに違いないが、最終決戦で「マルモ」に圧勝した。

 「まさか、『マルモ』が『JIN』の最終回の視聴率を抜くことはなさそうだが、フジも最終回に向けてなりふり構わぬプロモーションを展開するだろう。直接対決ではなくとも、万が一負けるようなことがあれば『JIN』の制作陣の落胆は大きい」(同)

 「マルモ」の最終回まで視聴率戦争は終わらない。

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