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自衛隊、海上保安庁が厳重警戒 中国軍GW5.4尖閣上陸作戦(2)

 もっとも、気になるのは4月末から始まるGWのうち、いつ、どんな形で中国軍が上陸作戦を決行するのかという点だろう。これには、「5月4日が最も危ない」とする説が有力なのだ。外務省関係者がこう話す。
 「実は1919年の同日に、中国では日本との不平等条約の撤廃と中国利権の廃止を求める反帝国主義運動が勃発。いまだに『五・四運動』と呼ばれているのです。そのためこの日が最も危ない。直前から軍事行動が起きる可能性も高いのです」

 また、前出の自衛隊関係者は、その際に起きる軍事行動をこう予測する。
 「これは米国防総省から寄せられた情報だが、方法は二つ。一つは数十隻の偽装漁船が尖閣周辺の日本領海内を航行。中国軍は海保に拿捕されるのを阻止、保護する名目で漁業監視船を派遣し、そこからヘリを飛ばして尖閣上空からロープなどで複数の武装警察官などを上陸させるのです。尖閣に上陸すれば、日本側に混乱が生じるのは必至。その間隙を縫って、さらに漁民に偽装した武装警察官がゴムボートなどで次々上陸するのです」

 武装警察官らが上陸するのは、あくまで軍とは関係のない過激派を装うためだが、この自衛隊関係者によれば、「その際に上陸した警官らは自動小銃、ランチャーミサイルなどで応戦する可能性がある」という。

 さらにもう一つの方法は、中国の『国家測量地理情報局』が測量を名目に尖閣海域を航行。突如、ヘリを飛ばして電撃的に上陸を果たすという手段なのだ。
 「その際にも武装警察官が日本側の反撃から測量者などを護るために、同じくヘリで上陸。武器で島を包囲し、かねてから公言していた中国の標識を立てて、実効支配を果たすという寸法です」(同)

 いずれの方法がとられるかは不明だが、こうした脅威は今や絵空事ではないのである。前出の外務省関係者がこう話す。
 「GWに中国軍が尖閣に上陸するというのは、かなり角度の高い分析です。なぜなら、国家主席となった習氏は、反日行動に意欲を燃やす一方で、国内に蔓延する役人の腐敗に頭を悩ましている。今や中国では年間16万人もの役人が汚職で逮捕される有様で、人民はその腐敗ぶりに爆発寸前なのです。そのため、習体制は早期のガス抜きを求めており、尖閣強奪に結び付く可能性が極めて高いのです」

 もしも、これが尖閣侵攻の最大理由ならあまりに理不尽。果たして安倍政権は、その“蛮行”をどう迎撃するのか。

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