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サポーターが差別的な内容の横断幕を掲出 浦和レッズへの「無観客試合」の制裁は妥当か?

 3月8日、Jリーグ、浦和レッズ対サガン鳥栖戦(埼玉スタジアム2002)において、浦和の一部サポーターが、ホーム側ゴール裏席に向かう入場ゲート上コンコースに向けて、「JAPANESE ONLY」という差別的な内容の横断幕を掲出した。その不適切な横断幕は、試合開始(午後4時4分)前の午後2〜3時の間から、試合終了(午後5時56分)後まで続き、クラブ側が撤去することはなかった。

 FIFA(国際サッカー連盟)は13年5月の総会で、「反人種差別・差別に関する戦い」に関して決議し、同年7月にはFIFA加盟各国協会に対してガイドラインを提示するとともに、関連する規程を整備する等の適切な対処を求めている。JFA(日本サッカー協会)は同年11月、規程を整備するとともに、JFA加盟団体に対しても周知徹底している。

 浦和サポーターは10年にも、類似したトラブルを起こして制裁を受けた他、これまでも度々トラブルを起こしている。

 Jリーグでは、再三の制裁を科されているにも関わらず、今回のような結果に至った責任は非常に重大であるとし、同23日の浦和対清水エスパルス戦(埼玉スタジアム)を、「無観客試合」として開催する処分を科した。「無観客試合」はJリーグ史上、最も重い処分。同試合は文字通り、観客席に誰もいない状況で行われ、1-1の引き分けとなった。

 そこで、「Yahoo!ニュース」では、「浦和への『無観客試合』の処分は妥当?」との意識調査を、3月13日〜23日に実施。11万8986票(男性=81.6%、女性=18.4%)の回答があった。

 その結果は、「妥当」との回答が5万3353票(44.8%)で最も多かったが、「軽い」も4万7700票(40.1%)と多かった。「重い」は1万7933票(15.1%)にすぎなかった。

 浦和サポーターといえば、熱狂的な応援で有名だが、これまで、度々トラブルを起こしてきたのは事実。ただ、一部のサポーターの暴走により、多くのマジメなサポーターが観戦できなくなり、迷惑を被ったのも確か。一部のサポーターには今回の処分を教訓にして、今後はフェアなスポーツマンシップにのっとった応援をしてほしいものだ。
(リアルライブ編集部)

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