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さきたま杯 適距離で復権目指すフジノウェーブ

 今週の浦和競馬のメーンは「第12回さきたま杯」(JpnIII 1400m 28日)。連覇を目指すメイショウバトラーなど強豪JRA勢が殴り込みをかけてくるなか、待ちに待った得意の短距離戦で“GI馬”フジノウェーブが迎撃態勢に入った。中間は近走では一番のハードトレーニングを消化。痛恨の大出遅れで4着に終わった昨年の雪辱を期す。

 昨年はJBCスプリントで地方馬初のJBC制覇を果たしたフジノウェーブだが、今年は試練の日々が続いている。
 勝てない。歩様の乱れを見せ、まともな競馬ができなかったフェブラリーS(12着)は参考外だが、恵量52キロの伏兵デスモゾームに足元をすくわれたマイルGP(2着)、JRA勢の後塵を拝したかしわ記念(4着)と、いずれもゴール板が遠かった。
 だが、敗因は歴然としている。今年3戦に共通するのは1600m戦。「一線級相手ではマイルだと厳しい。千四以下がベスト」。主戦の御神本訓騎手は悔しさをにじませる一方で、愛馬の適距離をそう語っていた。
 そして、迎えた久々の適鞍。名誉挽回に向け、高橋三師の気合もみなぎる。24日に大井競馬場で行われた最終追い切りではビッググラスと併せ、6F75秒6→61秒8→49秒5→37秒0(良)を計時。鞍上の坂井英騎手が軽く仕掛けただけで、一杯に追われたビッグにクビ差先着した。
 御神本騎手のケガにより、ピンチヒッターを務める坂井英騎手は「背中がいいし、力があるね。チャンスはあると思う」と好感触。この後、ウェーブはゲート周辺を回る運動を挟み、1400mのスタート地点から馬場をもう1周。高橋三厩舎ではおなじみのハードトレーニングだが、ウェーブがこのメニューを消化するのは久しぶりのこと。勝利へ燃える陣営の思いがヒシヒシと伝わってくる。
 今回は斤量59kgがカギだが、ここまでの調整過程は順調そのもの。「59kgは気になるけど、スタートさえ互角なら。あとは切れ味を生かす競馬をするだけ」と高橋三師。できる限りの手は尽くした。得意の電撃戦でフジノウェーブが復権を目指す。

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